
ブラビア、ソニー
世界が贈った賞賛ブラボー!
激しい競争市場で、薄型テレビを
成功へと導いたブランド名称
薄型テレビにおけるメーカー間の競争が激化する中、ソニーは、テクノロジーとデザインの両面で従来の概念を超えるハイエンド薄型テレビのブランドを新たに開発することを決意しました。究極の目標は、この成長著しい分野でソニーが再び競争優位性を取り戻すことにありました。
ソニーは新ブランドの名称開発をインターブランドへ依頼。「スタイル」「洗練」「格別な体験」とともに「自然な色や質感を映し出す高画質映像」を想起させることができる名称という高い要件が定められました。さらに、歯切れよく、力強く、そして国際的に商標登録が可能であることが求められました。
作業はネーミング戦略を考えることから始まり、開発の指針となるクリエイティブ方向性を導き出しました。厳しい言語チェックと商標スクリーニングをクリアするためには1,000以上の名称候補案を作り出さなければなりません。そしてそれらの案は数回におよぶ厳しい "選抜戦"を経てプレゼンテーションへと辿り着くことができます。
1ヶ月後、インターブランドは言語的にも商標の面でも国際的に展開できる可能性を持った数十案の名称を提案しました。ソニーが最終的に選んだのは「BRAVIA(ブラビア)」でした。BRAVIAは、優れた活躍に対する賞賛の掛け声「ブラボー」に由来する造語です。
BRAVIAのラインアップは2005年に発表され、以降、この名称はソニーのテレビが優れた製品であることを知らしめる主要なブランドの一つとなっています。また、BRAVIAブランドは、テレビ以外の他のソニー製品の販売を押し上げ、企業全体のビジネスに重要な貢献をしています。