
メバロチン、第一三共
信頼と安心の医薬ブランド
一貫したブランドづくりで
医療従事者との関係を築く
メバロチンは脂質異常症(高コレステロール)治療薬のイノベーターとして、1986年の上市より日本国内においてリーディング・ポジションを歩み続けていました。競合品の市場参入が激しさを増す中、対抗戦略の一環としてブランド・ポジショニングの再定義が行われました。
薬の価値とは、大きくわけて効果と安全性からなります。20年の歴史を持つメバロチンの価値とは何か。ブランド・ポジショニングを明確にすることから、プロジェクトはスタートしました。
調査の結果、長年掛けて培った「信頼」や「安心」を核として、ブランド・ポジショニングが策定され、「ファースト・アプローチ」というブランド・ステートメントが開発されました。ブランド・シンボルマークも同様に、メバロチンのブランド資産を表現すべく開発されました。
さらには、ブランド・コミュニケーションのオーディエンスである医療従事者に対し、一貫した価値を提供するべく、パンフレットをはじめとする各種資材のデザインから、広告のフォーマットにまでビジュアル・アイデンティティを展開しました。これにより、メバロチンのコミュニケーション効果は遥かに高まり、新たなアイデンティティの確立に成功しました。
このプロジェクトにおけるもうひとつの重要な目的は、メバロチンを使った大規模臨床試験、MEGA Studyとのブランド連想を構築することでした。この課題は、両者に共通のビジュアル要素を持たせることで解決しました。