
日本航空
SAKURA 新たな季節の到来
サクララウンジの顧客体験が
JALへ息吹を与える
2010年羽田国際線ターミナルの新設に伴い、空港ラウンジを開発するプロジェクトが始まりました。JALグループが、JALブランドの再生を目指す過程で始まったこのプロジェクトで、インターブランドに求められたのは、従業員の士気を高めサービスを向上させるために、JALが大切にすべきことが何かを再定義し、その中心的価値を反映したブランド体験をつくることでした。
インターブランドは、JALの原点を振り返り、何を引き継ぎ何を加えていくべきかを一つひとつ検討し、新しいJALを象徴する青写真をつくることから始めました。空港ラウンジのプランニングにあたっては、利用者のフライトの前後に何があることが本当のサービスなのかを徹底的に検証し、特徴的な4つのゾーンを設定しました。「クイックに利用したい」、「仕事をしたい」、「時間をつぶしたい」、「乗り継ぎの間、身体を休めたい」という利用者のニーズにそった時間を提供することで、ビジネスクラスの新しい品質を目指しました。
プロジェクトを通じたサービスの改善とJALらしさの探求は、何よりJALで働くスタッフを鼓舞し、ブランドに再生のエネルギーを与えることができました。厳しい冬を越し、訪れる春との狭間に咲く、サクラのように。