キューブキュービック

キューブキュービック、日産

“四角い”発想を超えて
人気車種のライン拡張を
支えるサブブランドネーム

2002年、日産自動車は日本市場で高い人気を誇るブランドCubeの2世代目の開発を行っていました。新型車はホイールベースを延長し7人の乗員がゆったりと寛げる室内空間を訴求ポイントにしていました。

「製品ラインの拡張にふさわしい名称の開発を」との要請からネーミング・プロジェクトが始まりました。インターブランドは、名称開発の基準として、Cubeブランドにはじめから存在していたかのように自然にマッチすること、「大人がラクに座れる3列目シートを加えた最小のミニバン」という新型車のポジショニングを反映することの 2つを定めました。

クリエイティブ開発は2,000案以上にのぼりました。その中から先行登録されている同一商標のスクリーニングと言語のネガティブ・イメージのチェックを行い、さらにインターブランド各国のネーミング・チームからの意見を採り入れ、最終的に40案が提案されました。

提案の中から「Cube3(キューブ・キュービック)」が選ばれました。Cubeブランドの拡張を表現しながら、ダイレクトに、そしてコンセプチュアルに「3列シート」を言い表しています。Cube3は発売からわずか2週間で8,000台を受注。月販目標台数を倍以上、上回る好成績で軽快に走り出しました。