本ランキングの評価方法について

CRITERIA FOR CONSIDERATION / 評価対象基準

グローバルに展開される日本発のブランドについて,そのブランド価値を明らかにし,「世界共通の尺度」で, そのポジションを相対比較することを目的に,以下の基準を満たすブランドを抽出し評価します。

・日本発のブランドであること:日本の企業によって生み出されたコーポレートおよび事業ブランドであること

・各種財務情報が公表されていること:2016年10月31日時点で上場しており,アナリストによる業績予測が入手可能な企業であること

・「Japan’s Best Global Brands」では,2015年度実績で,ブランドを冠する事業の海外売上高比率が30%以上であること(「Japan’s Best Domestic Brands」では30%未満,「Best Global Brands 2016」 ランクインブランドは 2016 年度のブランド価値を適用)

・グローバルで一般に認知されていること

METHODOLOGY / 評価方法

インターブランドのブランド価値評価手法は,財務力,ブランドが購買意思決定に与える影響力,そしてブラン ドによる将来収益の確かさ,という観点からみたブランド価値の評価です。証券アナリストが事業の価値を分 析・評価するのと同じように,「将来どれくらい収益を上げると予想されるか」という視点に基づいて,ブランドの価値を分析・評価します。ブランドの金銭的価値測定のための世界標準として,国際標準化機構(ISO)からISO10668の認定を受けており,以下3つの分析によって評価されます。

1.財務分析

企業が生み出す利益の将来予測を行う

まず,ブランドが冠された事業の現在および将来の収益を予想します。そして,その売上から営業費用,税金, 投下資本に応じた資本コストを差し引き,将来の経済的利益を算出します。本分析は公開されている企業情報を基にし,将来予測はアナリストによる業績予想(※)を基にしています。

※本評価のアナリストの業績予想は,THOMSON REUTERSより取得したアナリストによる将来予測を用い ています。将来予測については,2016年11月25日時点のものを採用しています。 http://www.ifis.co.jp
 

2.ブランドの役割分析

利益のうちブランドの貢献分を抽出する

財務分析で算出された将来の経済的利益のうち,ブランドによってもたらされた利益を抽出するために,ブランドがどの程度顧客の購買意思決定に影響を与えているかを分析します。本評価においては,ブランドが消費者の 購買動向に果たす役割について,インターブランドが過去30年以上にわたり実施した10,000を超えるブランド価値評価実績のデータベースを活用し,業界別にベンチマーク分析を行います。それを基にして,独自の調査・分析により個別ブランドのブランドの貢献分のスコアを算出します。

3.ブランド強度分析

ブランドによる利益の将来の確実性を評価する

ブランド強度分析は,市場でのロイヤリティ,消費者の継続購入や囲い込みといったクライアントのニーズを喚起する力(将来の収益を維持する力)を測り,ブランドによる利益を割り引いて現在価値に換算するものです。 この評価は,ブランドのリスクを判断する体系的な手法であり,以下の10項目で評価されます。経営層や社員 のブランドへの支持や管理体制などの社内評価,市場でのブランドのポジション,消費者の認知・好感度,イメージなど社外評価を踏まえ,同業種の他ブランドと比較して,100をパーフェクトブランドとする0から100までのスコアで表されます。



次に,このブランド強度スコアは,インターブランド独自の計算手法により割引率に変換され,その割引率で将来のブランド利益を割り引くことで,ブランド価値が算定されます。「ブランドの役割分析」および「ブランド強度分析」は,公表されているさまざまな報告書等を使用し,弊社コンサルタントの多面的な評価を踏まえ算定されます。