貴社の経営において、ブランドはどのように位置づけられていますか。またそのために、活動の責任者や、必要な部署(事業部門、等)の巻き込み、リソース配分をどのように行っていらっしゃいますか?
当社は、2016年から経営ビジョンに「なくてはならない、個性輝く企業になる」と掲げ、その実行の要として「ブランド力を一段高め、高収益な企業へ 」という打ち出しをしています。要するに、ブランドは経営の中核に他なりません。ブランド戦略委員会の委員長は社長自身が務め、進むべき方向についてもトップ自ら指揮しています。また、ブランド戦略委員は主な部門の責任者が務め、ブランドの課題については四半期に一度、議論しています。
ガバナンスや効果的な発信のために予算化もされています。そのリソース配分については、サスティナビリティや社会文化貢献に資するかという視点で長期的な投資となり得るかという判断基準の下、音楽家育成のための奨学金制度やアメリカの退役軍人のPTSDをケアする音楽サポートプログラムへの寄付など、地域の特性に応じて、各販売子会社が主体的に取り組んでいます。