貴社の経営において、ブランドはどのように位置づけられていますか。またそのために、活動の責任者や、必要な部署(事業部門、等)の巻き込み、リソース配分をどのように行っていらっしゃいますか?
「機能性ウエアならワークマン」と第一想起されるブランドを目指すうえで、大事にしているのがブランドストーリーです。まず開発者が製品に込めた想いを、役員、営業企画、広報チーム、アンバサダーの前でプレゼンし、そこから製品開発ストーリーをまとめ、加盟店やパートさんとも共有します。アンバサダーにはプレスリリース以前にSNSで発信することを許可し、そのことはメディアからも許容されています。アンバサダーとワークマンの間に金銭関係がないからこそ、情報が拡散しやすい。ストーリーテリングとアンバサダーの拡散力でブランドの認知と共感を拡げています。
当社の社是は「声のする方に、進化する」ですが、1,000人の声を聞くよりも5万人のフォロワーがいるアンバサダーの声を聞くのがワークマンのやり方です。