貴社の経営において、ブランドはどのように位置づけられていますか。またそのために、活動の責任者や、必要な部署(事業部門、等)の巻き込み、リソース配分をどのように行っていらっしゃいますか?
ブランドは、これまでに築き上げてきた信頼であり、信頼の厚みが社員の誇りとなり、エンゲージメント向上につながります。社員のエンゲージメントが高まれば、一層高いサービス提供が可能となり、さらなる信頼へとつながっていきます。そうした社員一人ひとりのモチベーションが企業成長の原動力であり、その意味でもブランドは、経営において非常に重要なものと認識しています。
弊社では、社長直下のコミュニケーション戦略センターが、グローバルも含めたコミュニケーション全体戦略の策定から実行までを一気通貫に行います。実行にあたっては経営企画、ESG、人事などの本社組織はもちろん、グローバルのメンバーと連携し、全社展開を進めています。
現場に即した迅速な意思決定を図るべく2021年に導入したカンパニー制下で、ともすれば遠心力に傾きやすい体制をコーポレートとして束ねるために、各ビジネスユニット(BU)に「BUアンバサダー」を配しています。製品・サービス関連のプロモーションも適宜サポートすることで、ブランドの一貫性の担保及びグループの一体感醸成に努めています。