貴社の経営において、ブランドはどのように位置づけられていますか。またそのために、活動の責任者や、必要な部署(事業部門、等)の巻き込み、リソース配分をどのように行っていらっしゃいますか?
ブランドとは、『最終的には研究開発や技術力に裏付けられた優れた個々の商品から得られる安心感』だと私は考えています。また、当社の「存在意義」を発信し、その実現に向け活動することも、お客さまの安心感につながると考えます。
その「存在意義」の実現に向けた活動をさらに推進するために、社員の心と行動の拠り所であり、すべての活動の基本となるPigeon Wayをわかりやすく整理して、社内外への発信を開始しました。
また、当社の存在意義「赤ちゃんをいつも真に見つめ続け、この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にします」で掲げる「赤ちゃんにやさしい場所」を、社員一人ひとりが存在意義の実現に向けてより活動しやすくなるように、具体的に6つの社会の姿で描いた「赤ちゃんにやさしい未来像」を新たに策定しました。このような取り組みは、事業戦略が存在意義に紐づいていることを重視しているからこそであり、社員にもそれをメッセージとして伝えています。
また、「存在意義」を実現していくためには、社員や事業部門がより柔軟に新たな発想や活動を生み出せるような環境づくりも大事だと考えています。