貴社の経営において、ブランドはどのように位置づけられていますか。またそのために、活動の責任者や、必要な部署(事業部門、等)の巻き込み、リソース配分をどのように行っていらっしゃいますか?
NTTデータの前身は日本電信電話公社(NTT)内に設立された「データ通信本部」で、35年前の1988年に分社独立しました。以来、日本国内はもとより、海外においても事業を拡大してきました。日本国内で圧倒的なシェアを誇る当社は、分社化当初、海外でNTT DATAブランドを確立するための投資が必要だとは考えてきていませんでした。しかし現在では海外での売上が日本国内を上回っているため、海外でのブランド確立に向けた投資を大幅に増やしています。海外でNTT DATAブランドを確立し、日本国内と同じように象徴的な存在になるためには、時間と集中、資金が必要です。私たち日本の経営陣は、これらの必要性と重要性を十分に認識し、マーケティングとブランディングに投資を続けています。このような海外事業のダイナミクスを理解し遂行する上で、これ以上の日本のリーダーシップチームはないと思っています。