貴社の経営において、ブランドはどのように位置づけられていますか。またそのために、活動の責任者や、必要な部署(事業部門、等)の巻き込み、リソース配分をどのように行っていらっしゃいますか?
ブランドは、お客さまが触れ、体験するすべてで体現されるもの。マーケティングやコミュニケーション部門だけではなく、商品開発、生産、販売の第一線に立つ人も含めて、みんなで創り上げていくものだと考えています。
だからこそ今期、特に重点課題としたのは、お客さまへのブランディングに加え、社内のステークホルダーの巻き込みを図ることです。サクラ、リーフ、アリアなど日産ブランドを象徴する電気自動車に関してのブランドセッションは、生産や開発部門や販売会社、ミスフェアレディらのPRスペシャリストも含め、オンラインとオフラインのハイブリッドで100回以上実施してきました。体系的にブランド理解ができた結果、改めて自分のやるべきことが明らかになった、モチベーションが上がったといった好意的な反応が増えてきたことを実感しています。