貴社の経営において、ブランドはどのように位置づけられていますか。またそのために、活動の責任者や、必要な部署(事業部門、等)の巻き込み、リソース配分をどのように行っていらっしゃいますか?
無印良品の1980年、行き過ぎた消費社会へのアンチテーゼという思想から生まれました。具体的には「素材の選択」「工程の点検」「包装の簡略化」を通じて、生産プロセスを徹底して合理化することで簡潔で、十分な品質の、気持ちのいい商品を安価に提供することが、無印良品の根幹です。時代が変わってもこの思想は変わることがなく、「感じの良い社会」とはどんな社会か、「感じの良い暮らし」とはどんな生活か、という本質を、特定の部署ではなく、全社員、スタッフ 1人ひとりが、主体的に考え行動し続けることが重要だと考えています。