貴社の経営において、ブランドはどのように位置づけられていますか。またそのために、活動の責任者や、必要な部署(事業部門、等)の巻き込み、リソース配分をどのように行っていらっしゃいますか?
MS&ADグループは、国内に、損害保険会社3社、生命保険会社2社を保有するユニークな存在となっていますが、それはより幅広いニーズを汲み取って、価値が多様化する社会に貢献するためです。事業会社それぞれに個性があり、多様なニーズに応えられるという特長があります。
その根底にある大きな概念が、「グローバルな保険・金融サービス事業を通じて、安心と安全を提供し、活力ある社会の発展と地球の健やかな未来を支える」というMS&ADの経営理念(ミッション)と5つの行動指針(バリュー:「お客さま第一」、「誠実」、「チームワーク」、「革新」、「プロフェショナリズム」)です。この理念の実現に向けて、事業会社それぞれが役割を果たしていくことを目標としています。
2022年度からスタートした中期経営計画では、「リスクソリューションのプラットフォーマー」をブランドコアとして、事業会社間の連携を強化し、グループ一体で世の中に貢献していく「1プラットフォーム戦略」を打ち出しました。経営統合から約10年となりますが、MS&ADブランドが活きる機会が、ますます増えていくと思っています。