貴社の経営において、ブランドはどのように位置づけられていますか。またそのために、活動の責任者や、必要な部署(事業部門、等)の巻き込み、リソース配分をどのように行っていらっしゃいますか?
企業ブランドとは、社内においては“その企業たらしめる『背骨(バックボーン)』” であり、社外においては“その企業が醸し出す『らしさ』”だと考えております。当社は、関東大震災の悲惨な状況を憂い「世の中の役に立つ薬をつくりたい」との想いで創業しました。その想いこそが、約100年間に亘って事業を営んでこられた『背骨(バックボーン)』であります。その想いをミッション「革新的な医薬品とサービスの提供を通じて新しい価値を創造し、世界の医療と人々の健康に貢献する」にして、経営戦略に展開しております。『らしさ』については、当社が大事にしてきた「患者中心、フロンティア精神、誠実」の3つをコアバリューと定め、それらを計画策定方針ならびに行動指針にしております。旧より、当社には、創業からの想い、ミッション、コアバリューを体現していこうとする企業風土が醸成されていますが、その風土を継続的に育み、社員エンゲージメントの更なる高まりに繋げるため、トップマネジメント自らが積極的にメッセージを発信し、ダイアログやブログなどを活用した社員との双方向コミュニケーションを積み重ねるなど、カルチャーや企業ブランドの浸透や理解を促進する取り組みを行っております。