貴社の経営において、ブランドはどのように位置づけられていますか。またそのために、活動の責任者や、必要な部署(事業部門、等)の巻き込み、リソース配分をどのように行っていらっしゃいますか?
CAINZにとってブランドとは、お客様がCAINZに来てくれる価値だと思います。店舗だけでなくオンライン上のメディアやECなども含め、すべての顧客接点において、カインズに来てくれる目的、すなわち価値をどう創るかがブランディングだと思います。
わたしたちのブランディングの最初のフェーズは、ブランドを構築するバリューの再定義。これは、CEO直轄のプロジェクトとして実践しました。それが出来上がったら、次は社内への浸透フェーズです。ここでは、推進メンバーをCSOの配下に置き、コーポレートブランディング部主導でインナーブランディングを行いました。そして、この春からアウターブランディングへ打ち出していきます。アウターブランディグの本格化に伴い、今度はCMOの配下に組織を異動し、名称をブランド戦略部としました。
ブランドの構築から、社内浸透、対外発信へと、フェーズごとにリーダーをCEO→CSO→CMOとシフトさせてきたわけですが、ここまでCxOの連携はうまくいったと思っています。