貴社における経営において、ブランドとはどのような位置づけでしょうか?
ブランドは、お客様をはじめとしたステークホルダーの心の中に築き上げられていくものであり、同時に私たちが生み出す商品、事業の信頼度に深く関わり、持続的な成長を目指す基盤となるものです。
弊社は2008年、(1)「こころをこめたおいしさで、地球を食のよろこびで満たします。」をエッセンスとするキッコーマンの約束、(2)コーポレートスローガン「おいしい記憶をつくりたい。」を中軸とするブランド体系を構築し(3)コーポレートマークも刷新いたしました。
キッコーマンの約束は、消費者本位の視点で、私たちの思いや企業姿勢を示したものであり、私たちの存在意義を示したものでもあります。その実現に向かい、キッコーマングループ内すべての組織の所属長が、それぞれのありたい姿、そのためにどう行動するかを「組織活性化ビジョン」として策定し、実践しています。こうした取り組みは、社員一人ひとりが社会とのつながりを感じ、誇りを持って働くことにつながり、ブランド価値向上の土壌をつくっていると考えます。