貴社における経営において、ブランドとはどのような位置づけでしょうか?
Hondaは、1948年の創業以来、「人や社会の役に立ちたい」「人々の生活の可能性を拡げたい」という想いを原点に、自らの持つ技術・アイディア・デザインで、幅広いモビリティやパワーユニットを通じて、人々に行動する「パワー」を提供し、移動と暮らしの進化に貢献する価値提供を続けています。「2030年ビジョン」では、「すべての人に、『生活の可能性が拡がる喜び』を提供する」というステートメントを掲げています。
そして、この想いを共有して、業務に当たる従業員一人ひとりの取り組みが、Hondaブランドを創ってきました。根幹にあるのは、Hondaフィロソフィーです。その基本理念である「人間尊重」と「三つの喜び」は、我々にとって単なる「ことば」ではなく、一人ひとりの価値観として共有され、行動や判断の基準となっています。この積み重ねこそが、ブランドの財産に他なりません。
これからもHondaは、意思をもって動き出そうとしている世界中全ての人を支えるパワーとなることで、人々の可能性を拡げていきたいと考えており、その活動を牽引する旗印として、Hondaブランドの強化を進めていきます。