貴社における経営において、ブランドとはどのような位置づけでしょうか?
当社は、2025年に創業100周年を迎えます。創業時の「中外新薬商会」という社名に込められているのは、「中外(国内と海外)に新薬を提供する」という社会的使命。いわば、社名そのものがパーパスであり、求心力であり、中外製薬が存在する意義を社会に示すひとつの旗印になっております。そして、その核にあるものがブランドだと考えています。
2002年にロシュ社と戦略的アライアンスを提携しましたが、「中外製薬」という社名は変えずにいます。そして、創業の想いを、分かり易く明文化したミッションステートメントを作成して、全従業員と共有化し続けております。対外的には、“革新的医薬品とサービスを通じて世界の医療と人々の健康に貢献する企業”だとのエッセンスを込めた「創造で、想像を超える。
/INNOVATION BEYOND IMAGINATION」というスローガンを使って、「中外らしさ」を前面に出したブランド活動を展開しています。