貴社における経営において、ブランドとはどのような位置づけでしょうか?
ブリヂストンは、創業時の社是でもある「最高の品質で社会に貢献」をミッションとし、すべての事業活動を行っています。その軸はこれからも変わりませんが、ミッション実現のハードルは、どんどん高くなっています。「最高の品質」というのも当初は商品の品質が前提でしたが、これまでの歴史の中で、サービス品質、経営品質へと変わってきており、「社会」についても、日本からグローバルへ、さらには地球環境を含めた概念へと深化してきました。いま我々は、それらの課題にしっかり対応すべきステージに立っていると考えています。なぜなら、それらを積み重ねたところに生まれるのが「信頼」であり、「信頼」の醸成こそがブランド価値だからです。
ブリヂストンは、2020年に、未来を見据えて、ビジョン「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして、社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」を掲げました。このビジョンの実現へ向けて、今年からは、より一層、さまざまな取り組みを加速していきます。持続可能な社会を実現し支えていくことで、「信頼」の醸成へつなげ、当社のブランド価値も高めていければと考えています。