Yamahaヤマハ発動機株式会社クリエイティブ本部長(兼)クリエイティブ本部 ブランドマーケティング部長長屋 明浩 様 | インターブランドジャパン

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Yamaha

長屋 明浩 様

ヤマハ発動機株式会社
執行役員クリエイティブ本部長(兼)クリエイティブ本部
ブランドマーケティング部長

Best Japan Brands 2021
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。各社のブランドリーダーが4つの質問に答えるインタビューシリーズ。

これからの経営において、ブランドをどのような存在として位置付けていますか?

ブランドは、最重要経営課題である。トップがそう宣言して、2017年にブランディング活動をスタートして以来、ブランド強度向上のために、多様な取り組みを続けています。コロナ禍を機に時代が急変したこともあって、その重要性はますます高まっていると感じています。
ここ数年、注力してきたインターナルに関しては、グローバル共通で高い意識を持てるまでになってきました。今年はその蓄積をアセットとし、エクスターナルに対する取り組みも強化していこうと考えています。

これからの時代を考えたときに、ブランド成長を目指すうえで、これまでと比較して変えなければならない視点、変えない視点についてお知らせください。

先人たちが築き上げてきたブランド資産、ヘリテージは大切にしなければなりませんが、それは変えないで守ることではないと考えています。Yamaha Motorはこれまで、時代のターニングポイントの度に、しかるべき決断をして、大きく舵を切って事業を伸ばしてきました。先人たちは、過去にとらわれてヘリテージを作ったわけではありません。全部新しいことをやろうとしているのです。
そのDNAをインターナルで共有するために、昨年、先人たちの歩みを「イノベーションマップ」にまとめてグローバルに展開しました。こんな時代だからこそ、過去の人が描いた未来を次のヘリテージを生み出すための糧として、大きく舵を切って未来を切り拓いていきます。

今後、ブランド価値をさらに高めていくためには、どのようなことが大切だとお考えでしょうか?

どのブランドも「カスタマーセントリック」という考え方を重視し始めていますが、それは「現在のカスタマー」の声を聞くということに留まっていないでしょうか。これからは「新たなカスタマーを創造する」ということまで考えていかなくていけません。お客様が考えもしなかった世界を作り、こういうことが欲しかったんですよねとお客様のニーズを創造していくことができないと。つまり、必要なのはお客様を創っていくという概念、いわばカスタマートランスフォーメーションです。なにしろ、ミレニアル世代以降、お客様の質はまったく変わっています。安全や安心、便利という価値観に留まらず、「人の幸せ」をクリエイトする提案をすることが大切になってくると考えています。

今後、ブランド成長を目指し、具体的に予定されているアクションがありますか?

2030年に向けた成長戦略として、当社は「ART for Human Possibilities」を掲げています。ARTとは「ロボティクス活用(Advancing Robotics)」「社会課題にYamahaらしく取り組む(Rethinking Solution)」「モビリティで変革をもたらす(Transforming Mobility)」の頭文字を取ったもの。あらゆるソリューションを摺り合わせ、Human Possibilities(人の可能性)を広げ、本当の意味で「人の幸せ」をクリエイトするために、アクションしていきます。

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