Suntoryサントリーホールディングス株式会社 執行役員コーポレートサステナビリティ推進本部長福本 ともみ様 | インターブランドジャパン

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Suntory

福本 ともみ様

サントリーホールディングス株式会社
執行役員
コーポレートサステナビリティ推進本部長

Best Japan Brands 2021
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。各社のブランドリーダーが4つの質問に答えるインタビューシリーズ。

これからの経営において、ブランドをどのような存在として位置付けていますか?

コロナを契機に急速にDXが進展するなか、逆説的に人間の本質、あるべき姿が問われる時代になりました。人々が、自らに個人としての豊かさと自然環境のバランスを問い、衣食が満たされることだけではない「人間らしい本当の豊かさ」を求めるようになっています。それに伴い、企業は、社会に提供できる本質的な価値は何かを問われるようになってきていると感じます。
食品企業として安心や信頼は大前提ですし、これはより盤石なものにしていかなければなりません。それを満たした上で、お客様の頭の中に企業が提供する固有の価値がしっかり認識され、「なくてはならない企業」だと思っていただくこと。それがブランドであり、企業の存在意義そのものではないでしょうか。

これからの時代を考えたときに、ブランド成長を目指すうえで、これまでと比較して変えなければならない視点、変えない視点についてお知らせください。

1973年に制定した当社の社是に「人間の生命の輝きをめざし」という言葉があります。ただ喉を潤すだけではなく、心のリフレッシュや豊かな時間を提供することは、Suntoryが創業以来目指してきたところです。文化活動もその一環です。西洋のお酒を日本に根付かせると同時に、人々の毎日が充実した、心豊かなものになることをめざして活動してきました。それは、これからも継続していきたいし、より強く伝えていきたいです。
昨今、人々は企業に、より日々の幸せを感じられる取り組み、くらしに寄り添った存在になることを求めていると感じます。Suntoryは、社会に多様な価値を提供してきましたが、より身近に感じてもらえるアプローチにも取り組むべきだと考えています。

今後、ブランド価値をさらに高めていくためには、どのようなことが大切だとお考えでしょうか?

「人と自然と響きあう」というミッションを実現するための、お客様や社会との約束が「水と生きる」です。これには、自然への思い、社会への思い、そして、社員自身が柔軟で常に挑戦し続けるという3つの意味があります。なかでも、これまでは、「自然の持続可能性」の大切さを伝えてきました。それは今後も変わりませんが、昨今の社会情勢を踏まえ、サントリーが社会にどんな価値を提供していくのか、Suntoryが目指すところをより明確に発信する必要性を感じています。
「自然の持続可能性」とともに大きな概念である、「人間を含めたすべての命が輝く」ことに軸を置いたコミュニケーションを強化していきたいと考えています。

今後、ブランド成長を目指し、具体的に予定されているアクションがありますか?

コーポレート活動はもちろんですが、お客様との最大の接点である製品や製品
コミュニケーションを通して、Suntoryの思いを伝えていくことがより重要になってくると考えています。例えば、製品ブランド「天然水」は、ブランドビジョンを「人間性の回復」として、清冽な水と自然を感じさせる製品コミュニケーションを展開してきました。根底には「水と生きる」という理念があります。一方で、コーポレートコミュニケーションとして、水源涵養活動「天然水の森」の活動など通して企業姿勢を伝えてきました。このように、コーポレートブランドとプロダクトブランドをしっかり繋いでいくような活動を、より強化していきたいと考えています。

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