これからの経営において、ブランドをどのような存在として位置付けていますか?
ブランディングを通じて、消費者に共感を持っていただくことが大切だと思っています。営業活動においては商品の利便性を訴求しますが、ブランドには「なんとなく好感がもてる」「カッコイイ!」など、消費者が商品を見る時に前のめりになってもらえる力がある。そこが営業活動とは違うところです。
コロナ下で、消費者の価値観が急激に多様化し、我々の思いをいかに端的に表現して共感を持っていただくかは、経営にとっても重要です。それは、消費者に対してだけではなく、社員に対しても同様です。
デジタル化もコロナ下で加速しました。ブランドイメージを伝える手段としても、これまでのリアルな体験から、デジタルを通じた体験が重要となっていくでしょう。
今後、複雑な情報を、より端的に会社の目指す方向として示していくことが大切となる世の中において、ブランドの役割はますます重要になってくるでしょう。