Nissan日産自動車株式会社執行役副社長 星野 朝子 様 | インターブランドジャパン

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Nissan

星野 朝子様

日産自動車株式会社
執行役副社長

Best Japan Brands 2021
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。各社のブランドリーダーが4つの質問に答えるインタビューシリーズ。

これからの経営において、ブランドをどのような存在として位置付けていますか?

Nissanでは「人々の生活を豊かに。イノベーションをドライブし続ける」というパーパスを定め、それが社会に存在する意義であると定義しています。社員にとっては、それを体現していくことがブランドです。創業から大切にしている「他がやらないことをやる」という挑戦し続けるコーポレートカルチャーがこのパーパスの原点であり、エンジニアもマーケッターも、他社がやらないことにチャレンジするときに力を発揮するDNAがあります。それを積み重ねて、ブランドをよりクリアに創りあげたい、人々の生活の豊かさをイノベーションで実現するブランドイメージをNissanらしさとして、強化していきたいと考えています。

これからの時代を考えたときに、ブランド成長を目指すうえで、これまでと比較して変えなければならない視点、変えない視点についてお知らせください。

クルマの製造会社という定義から見直さないと、成長は見込めません。クルマの概念を「つながる」「エネルギーマネジメント」「所有以外のモビリティ」などに広げる自由な発想が必要になってきます。
自動車業界は、CASEという100年に一度の大変革期にありますが、我々はその全方位に向き合うのではなく、Nissanの強みが発揮できるところ、具体的には電動化技術や自動運転技術にフォーカスした投資をし、その戦略と相まってブランドも成長させようと考えています。
変わっていけないのは、Nissanらしさです。たとえ事業の定義は変わっても「イノベーションで社会を良くしよう、誰もやらないことをやろう」という志は変わりません。ゼロから1を作る価値の重要性を誰よりも理解している自負を持って、「らしさ」の追求を続けていきます。

今後、ブランド価値をさらに高めていくためには、どのようなことが大切だとお考えでしょうか?

個人の幸福度を測るものさしは、「社会への貢献を自身の幸福とする」という考え方に変わってきました。企業も自社の利益追求だけではなく、社会や環境にいかに貢献しているかが問われています。今後、ブランド価値を高めていくためには、このような視点、共感をいかに作っていくか、という視点がますます必要になってくると思います。

今後、ブランド成長を目指し、具体的に予定されているアクションがありますか?

新しい活動としては、日本で取り組んでいる電動化アクション「ブルー・スイッチ」が挙げられます。これは「電気を運べて外部に供給もできる」電気自動車LEAFを、地域の災害に伴う大規模停電時などに、避難所や医療施設に無償で配備し、活用してもらう活動です。現在、100を超える自治体や企業と災害連携協定を締結していますが、これをさらに拡大すると同時に、活動をグローバル化させていきます。
また、2050年にはすべての事業活動に対するカーボンニュートラルの実現を目指して、2030年代早期に主要市場に投入する新車の100%電動化を表明していますので、その未来に向けて、本気で動き始めています。

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