これからの経営において、ブランドをどのような存在として位置付けていますか?
無印良品という名が体を表す通り、ロゴタイプや記号をフィジカルに配置せずに製品やサービスを形容していくことを軸としています。経営陣だけではなく、無印良品に所属する社員、お取引先様においてもこの軸足はぶれることなく、これまでもこれからも「無印良品」であり続けることといえます。無印良品の製品やサービスそのものが主張することなく、あくまで生活者のお役に立てる存在であり続けること。いわば気が付けば無印良品が生活の中に溶け込んでいたかのような水のような存在であり続ける。そのためには日々生活者の視点で物事を考えることが必要であり、無印良品が経営の方針そのものとも言えます。