Mazdaマツダ株式会社ブランド戦略部長 別府 耕太 様 | インターブランドジャパン

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Mazda

別府 耕太 様

マツダ株式会社
ブランド戦略部長

Best Japan Brands 2021
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。各社のブランドリーダーが4つの質問に答えるインタビューシリーズ。

これからの経営において、ブランドをどのような存在として位置付けていますか?

「ブランド価値経営」を標榜するMazdaにとって、ブランドは「道標」であり「北極星」に他なりません。お客様に対して、ブランドは「約束の積み重ね」であり、一朝一夕にできるものではありません。プロダクトを売るという点のみならず、すべての事業活動がブランド価値を高めることに資するものとすべきだと考えています。

これからの時代を考えたときに、ブランド成長を目指すうえで、これまでと比較して変えなければならない視点、変えない視点についてお知らせください。

自動車業界は100年に一度の変革期を迎えています。それはCASEや自動運転など、プロダクト面で捉えられることが多いのですが、マーケティング環境も激変しています。たとえば、広告が生活者に届かないアプローチになりつつあります。オールドメディアからデジタルへ移行するだけではダメで、特に若い層にとっては、むしろノイズ。生活者に情報をどのように伝えていくべきか。根本的に見直さないといけないと考えています。
一方でブランドパーパスである「お客様の人生を輝かせる」という理念は不滅であり、むしろ深めていきます。

今後、ブランド価値をさらに高めていくためには、どのようなことが大切だとお考えでしょうか?

「魂動デザイン」やSkyactiveを打ち出してから8年が経過し、我々のブランドは一定の層には広がりましたが、いまは踊り場に差し掛かっているという認識を持っています。 マジョリティに迎合することなく、より輪を広げていくことが課題ですね。じつはカスタマージャーニーの期間はご購入前よりもご購入後の方が圧倒的に長いにもかかわらず、これまではプロダクトを売るところにリソースを割き過ぎてきた面があります。これをお客様が豊かになる、幸せになるという面にパーセプションを置いてリソースを割いていきたいですね。その答えは、困りごとの解消や、移動の高揚感など、プロダクトの良さに留まらない、より本質的な欲求に応えることかもしれません。
また2020年の100周年を機に再認識したのは、マツダの100年は地域に支えられた100年だったという揺るぎない事実です。だからこそ、地域やコミュニティとの関係をより大切にしていく活動にも注力していきたいと考えています。

今後、ブランド成長を目指し、具体的に予定されているアクションがありますか?

Mazda USAでは、昨年のコロナ禍を受け、医療従事者に対して無償でオイル交換などを行うEssential care service programを実施しました。今年はこれをグローバル規模に拡大したいと考えています。また、数年前に東京モーターショーで「金属磨き」体験を実施したのですが、これが親子連れのお客様に大好評で、Mazdaの匠の技を伝えることにも貢献しました。このような活動にも取り組んでいきたいと考えています。いずれにせよ、プロダクトの前後にある生活者の課題、叶えたい想いを解決し得る活動に取り組んでいきたいですね。そういう積み重ねによって、長く愛され続けるブランドになるという想いが、カタチになっていくのだと思います。

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