これからの経営において、ブランドをどのような存在として位置付けていますか?
ブランドは様々なステークホルダーとのエンゲージメントによって築かれる信頼と評判です。重要なのはブランドの“社会での存在意義”つまり“パーパス”と捉えています。
キリングループは、自社の強みを活かし事業を通じて社会課題解決に貢献するCSV経営を2013年から掲げています。社会価値と経済価値の創出を両立することで、持続的に企業価値向上を目指します。これは様々なステークホルダーにとってなぜKIRINが存在するか、KIRINの社会での存在意義は何かを問い続ける“パーパス・ブランディング”そのものです。
COVID-19を経て社会は大きく変容しています。無くてはならないものは何か、本当に意味のあるものは何か、政治、経済そして社会全体で問いなおされています。企業経営においても、ステークホルダーにとっての存在意義を改めて捉えなおし、パーパス・ブランディングを推進していく必要があると考えます。