Kikkomanキッコーマン株式会社執行役員 経営企画室コーポレート政策推進担当部長大津山 厚様 | インターブランドジャパン

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Kikkoman

大津山 厚様

キッコーマン株式会社
執行役員 経営企画室コーポレート政策推進担当部長

Best Japan Brands 2021
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。各社のブランドリーダーが4つの質問に答えるインタビューシリーズ。

これからの経営において、ブランドをどのような存在として位置付けていますか?

ブランドは、お客様をはじめとしたステークホルダーの心の中に築き上げられていくものであり、同時に私たちが生み出す商品、事業の信頼度に深く関わり、持続的な成長を目指す基盤となるものです。
弊社は2008年、コーポレートマーク刷新を機に、(1)キッコーマンの約束「こころをこめたおいしさで、地球を食のよろこびで満たします。」、(2)コーポレートスローガン「おいしい記憶をつくりたい。」、(3)コーポレートマークのビジュアルイメージ、を中軸とするブランド体系を構築しました。
ブランドコミュニケーションの社内施策として、各所属長が「キッコーマンの約束」の実現に向けて策定しバージョンアップを重ねてきた「組織活性化ビジョン」がグループ全体に浸透。ブランドに込められた想いの共有・共感とそれに基づく行動が、企業文化として定着しています。

これからの時代を考えたときに、ブランド成長を目指すうえで、これまでと比較して変えなければならない視点、変えない視点についてお知らせください。

「キッコーマンの約束」の柱である、(1)高品質なものづくり・サービスの提供、(2)栄養バランスに優れた食生活の提案、(3)食文化の国際交流を実践していくことはこれからも変わりません。
変えていくのは、変化の激しい環境下でお客様の購買行動、心理のインサイトを把握・分析し、キッコーマンらしい付加価値を具体化し、提供していくことです。
具体的には、簡便指向の一方で、本格指向、健康指向、環境指向・・・と多様化する消費者の価値観に応える商品開発、事業展開を通じたブランドづくりを進めていきます。

今後、ブランド価値をさらに高めていくためには、どのようなことが大切だとお考えでしょうか?

ブランド価値を高めるために、リアル(店頭、工場、ワイナリー見学や料理教室など)、マス(TV、新聞、雑誌など)、デジタル(レシピサイト、SNS、アプリ、オンラインイベントなど)のタッチポイントごとにキッコーマンらしい価値(情報・体験)を追求し、提供し続けることで、それを実現していきます。
事業を通じて社会に貢献すると共に、環境保全や社会活動などを積極的に行うなど、社会の公器としての役割を果たしていくことがますます重要になると考えます。

今後、ブランド成長を目指し、具体的に予定されているアクションがありますか?

自社レシピサイトの活性化を図ります。まず、レシピの質と時代感を向上させ、お客様の役に立つ食情報を拡充。その上で、お客様との双方向コミュニケーションを実現し、お客様との距離を縮めることで、商品開発、レシピ提案への好循環につなげていきたいと考えています。グローバルな視点でレシピと食体験を紹介する海外向けSNSへの発信等も拡充する予定です。
また、将来世代を戦略的に捉える商品開発、コミュニケーションアプローチに注力していきます。
さらに、コーポレートスローガン「おいしい記憶をつくりたい。」に込めた想いを共有するために、(1)幅広い世代に参加してもらえるエッセーコンテスト等の拡充、(2)広く視聴してもらえるような動画発信の実施と持続的創意工夫、(3)2005年の食育宣言以来継続している食育活動の進化とグループ社員の積極参画も推進していきます。

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