Honda本田技研工業株式会社執行職 ブランド・コミュニケーション本部長 兼 広報部長渡辺 康治 様 | インターブランドジャパン

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Honda

渡辺 康治 様

本田技研工業株式会社
執行職 ブランド・コミュニケーション本部長 兼 広報部長

Best Japan Brands 2021
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。各社のブランドリーダーが4つの質問に答えるインタビューシリーズ。

これからの経営において、ブランドをどのような存在として位置付けていますか?

従業員一人ひとりの熱い想いが、Hondaブランドを創ってきました。根幹にあるのは、Hondaフィロソフィーです。その基本理念である「人間尊重」と「三つの喜び」は、我々にとって単なる「ことば」ではなく、一人ひとりの価値観として共有され、行動や判断の基準となっています。この積み重ねこそが、ブランドの財産に他なりません。
我々の事業を取り巻く大きな環境変化を踏まえ、2017年には「2030年ビジョン」も発表。現在は、ここで宣言した「すべての人に、『生活の可能性が、拡がる喜び』を提供する」というステートメントの実現に向けて、「既存事業の盤石化」と「将来の成長に向けた仕込み」に取り組んでいます。その活動全体を牽引する役割として、ブランドをさらに強化していきます。

これからの時代を考えたときに、ブランド成長を目指すうえで、これまでと比較して変えなければならない視点、変えない視点についてお知らせください。

ブランド成長を目指す上では、前述の2030年ビジョンの達成が欠かせません。そのための活動指針として「喜びの創造」「喜びの拡大」「喜びを次世代へ」という3つの視点で、取り組みの方向性を定めました。特に注力しているのは、「喜びを次世代へ」という視点がめざす「カーボンニュートラル社会の実現」や「交通事故ゼロ社会の実現」です。それぞれ極めてハードルの高いテーマですが、Hondaの変わることのない原点である「社会に役立つ喜び」「夢を実現する喜び」を原動力として、果敢に取り組んでいきます。
お客様の価値観は多様化しているので、多くのステークホルダー、特に次世代を担う世代の声に耳を傾け、スピード感を持って、時代の要請に応えていきたいと考えています。

今後、ブランド価値をさらに高めていくためには、どのようなことが大切だとお考えでしょうか?

デザイン性と商品性を併せ持つユニークな製品が、これまでのHondaブランドを創ってきましたが、もはやそれだけで差別化は難しいと感じています。今後は、これに「新しい価値をどうお届けするか」が必要になるでしょう。発信すること以上に、対話していくことが大事になると思っています。
一人ひとりに寄り添う、技術で人を幸せにする、といった面でのHondaらしさを際立たせることが、その決め手になるかもしれません。

今後、ブランド成長を目指し、具体的に予定されているアクションがありますか?

まずは、従業員をこれまで以上にHondaファンにすることが極めて重要です。自分たちの企業活動が社会に貢献していることを実感できれば、それは誇りになり、従業員一人ひとりがブランドの発信者にもなり得ます。ステークホルダーの皆様一人ひとりとのエンゲージメントも、さらに強化できるはずです。
多種多様なHondaのブランド資産を最大限に活用し、Team Hondaとして一丸となり、一人ひとりの想いをお客様にも伝えられるようなコミュニケーションをめざしていきます。

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