FANCLファンケル株式会社上席執行役員 健康食品事業本部 本部長若山 和正 様 | インターブランドジャパン

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FANCL

若山 和正 様

ファンケル株式会社
上席執行役員 健康食品事業本部 本部長

Best Japan Brands 2021
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。各社のブランドリーダーが4つの質問に答えるインタビューシリーズ。

これからの経営において、ブランドをどのような存在として位置付けていますか?

創業理念である「世の中の不(不安・不便・不満)の解消」を体現し、お客様との間に「安心」や「信頼」といった「人との絆」を積み上げてゆくものが「FANCL」ブランドであると位置づけています。お客様から「こうあって欲しい」「寄り添ってくれる」と共感していただける象徴であり、会社の根幹であると考えています。
特に、ロイヤリティの高いお客様とは、こうした言葉が共有されており、社員を含めたステークホルダー間での共通言語となって根づいていると感じています。
どのような時代・環境下においても、FANCLにおける事業活動や社員の行動の軸は創業理念と深く結びついており、企業の文化として形成されていると感じています。

これからの時代を考えたときに、ブランド成長を目指すうえで、これまでと比較して変えなければならない視点、変えない視点についてお知らせください。

コロナ禍において、改めて「人との結びつき」の大切さを実感しました。
緊急事態宣言に伴う直営店舗の休業や、外出自粛によるリアルイベントの中止など、様々なお客様との接点が減ってゆく中、昨年7月からオンラインでの「ライブショッピング」や「ファンイベント」を開始しました。「ライブショッピング」は週2回、これまでに40回以上実施をしています。
最近ではブランドからの一方的な情報発信ではなく、お客様同士が自然に情報交換できるコミュニティとしても活用されています。また、「ファンイベント」では、地域を越えてブランドとお客様とのつながりを深めることができました。
新たに生じた「不」に対して、適時・的確に対応することで、お客様からたくさんのお喜びや励ましの言葉をいただき、社員全員がお客様との「絆」を強く感じた1年になったと思います。お客様に寄り添い「もっと何かできるはず」の精神で全ての活動に取り組むことは今後も我々が大切にすべき点だと思います。
一方で、環境の変化によりスピーディに対応してゆくという点については、更に加速させてゆかなければならないと思っています。

今後、ブランド価値をさらに高めていくためには、どのようなことが大切だとお考えでしょうか?

インバウンドのお客様が消失したことによる売上への影響は多少あるものの、これまで培ってきたお客様との結びつきや、その関係性の中から生みだされた商品・サービスは堅調です。これからは数を追い求めるマーケティングではなく、ブランドにとって重要な、ロイヤリティの高いお客様をしっかりと把握し、的確なコミュニケーションとマーケティングを強化していくことが重要であると考えています。
OMO(Online Merges with Offline/オンラインとオフラインの融合)の推進においては、自社直営のチャネルを持つ強みを生かし、各チャネルとターゲットの特性に応じた商品・サービスの展開を検討しています。
また、さらなる「不」の解消に向けては、様々なチャレンジが必要であり、その実現に向けて、他社との協業(コラボレーション)にも積極的に取り組んでゆく必要があると思っています。

今後、ブランド成長を目指し、具体的に予定されているアクションがありますか?

SDGsへの取り組みを強化していきます。
これらの活動は当社の創業理念である「不の解消」や企業の存在意義とダイレクトに結びつくものであり、事業活動の中核だと考えています。
当社はこれまでも女性の働きやすい環境づくりや、環境に配慮した製品(原料・容器)やサービスの開発など、さまざまなことに取り組んできました。
今後、こうした活動をさらに掘り下げ、FANCL全体の活動が「世の中にいかに貢献していくか」ということを意識しながら、一つ一つの取り組みを我々の使命として推進してゆきたいと考えています。

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