Daiwa House大和ハウス工業株式会社執行役員 経営管理本部 総合宣伝部長 泉本 圭介 様 | インターブランドジャパン

58

Daiwa House

泉本 圭介 様

大和ハウス工業株式会社
執行役員 経営管理本部 総合宣伝部長

Best Japan Brands 2021
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。各社のブランドリーダーが4つの質問に答えるインタビューシリーズ。

これからの経営において、ブランドをどのような存在として位置付けていますか?

私たち大和ハウスグループの経営のシンボル「エンドレスハート」は、ステークホルダーからの「信頼」、「期待」の証であり、グループ全社員の心をひとつに結ぶ「絆」を表すものです。私たちはこれまで、住宅をはじめ多岐にわたる商業施設、生活施設などの建築を通じて、街と暮らしの基盤を創ってきました。そこで暮らす人、働く人、使う人に喜んでいただき、私たちの事業が社会と共に持続的に成長するために、意義のある商品やサービスを適確にお届けしなければなりません。そのすべての接点で「エンドレスハート」が常に輝く存在となり、お客さまをはじめすべてのステークホルダーの皆様からの信頼と期待の証となる。それが一番の使命であると考えます。

今後、ブランドとして変化する面、変わらない面についてお聞かせください。

“世の中の役に立ち、喜んでいただくこと” この創業者の想いは、これからも経営の根幹です。私たちはメーカーや小売りとは異なり、個人、法人問わず、常に人と人との繋がりが事業の起点となり、行動そのものが企業価値を左右します。創業者の教えを行動指針として守り続けることは、信頼を維持するための社会との約束です。一方で、社会の動勢・期待に呼応した企業像の開発は常に必要です。私たちは住宅を中心とした事業体から、現在では複合事業体へとその業態は変化してきましたが、社会への影響度がますます大きくなることから、高齢化や脱炭素問題など社会課題の解決に資する企業の姿が求められます。それは変化というより、進化の連続であると考えます。

今後、ブランド価値をさらに高めていくためには、どのようなことが大切だとお考えでしょうか?

ブランド認知を上げることは、これまでのコミュニケーション活動でほぼ上限まで達しました。現在の私たちは、ステークホルダーからの共感を獲得し選ばれる価値のある企業であるかどうかが真剣に試されるステージにいます。時代はデジタルシフト化し、SNS全盛で、社会からの評価、その伝わり方も大きく変わってきました。コミュニケーション手段は多様化し、その先の世の中の価値観も多様化しています。大切なことは、手段の前にまず何を伝えるべきか、その内容(コンテンツ)や表現(クリエイティブ)を今一度整えること。私たち複合事業体の存在価値を“再耕”(再設計)することだと考えます。

今後、ブランド成長を目指し、具体的に予定されているアクションがありますか?

日本国内にとどまらず、ここ数年で海外での事業は順調に拡大してきました。米国、中国、東南アジア、オセアニアに加え、今年からヨーロッパでの事業を本格稼働します。住宅事業、物流施設開発、工業団地など、業態の幅も拡がっています。グローバル全体でエンドレスハートを通じて「大和ハウスグループ」をどう成長させていくか、ローカルごとにエンドレスハートをどうアジャストしていくか、また昨今はM&Aによりグループ入りするケースもあり、異なる企業文化を乗り越えて、エンドレスハートのもつ基本姿勢をいかに的確に現地へ浸透させられるか、などの課題を克服し、グローバルブランドへのアップデートが次のテーマです。

Brand Value Chart

一覧に戻る

Article
Best Japan ​Brands
2021​ Article
Brand Leader’s Interview​
Best Japan ​Brands
2021​ Interview​​