Bridgestone株式会社ブリヂストングローバルブランド・オリンピック・パラリンピック統括部門長山田 良二 様 | インターブランドジャパン

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Bridgestone

山田 良二 様

株式会社ブリヂストン
グローバルブランド・オリンピック・パラリンピック
統括部門長

Best Japan Brands 2021
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。各社のブランドリーダーが4つの質問に答えるインタビューシリーズ。

これからの経営において、ブランドをどのような存在として位置付けていますか?

Bridgestoneは、ブランドをグローバル14万人の社員の求心力として、守り、育てていくべき重要な要素と位置付けています。
当社は今年90周年を迎えますが、ブランドを育てる大切さはずっと意識してきました。とりわけ、1968年に社是として制定した「最高の品質で社会に貢献」は、現在も我々の立ち返るべき企業理念の使命(ミッション)として、脈々と受け継がれています。コロナ禍の中で、その重要性はより一層重要性を増しています。

これからの時代を考えたときに、ブランド成長を目指すうえで、これまでと比較して変えなければならない視点、変えない視点についてお知らせください。

九州で創業した弊社が、1931年に初めてタイヤを作ったとき、九州にはまだ自動車が1台しかなかったそうです。モータリゼーション到来の前夜、周囲の反対を押し切って、創業者がタイヤ生産に踏み出したのは、「国産のタイヤをつくることが社会のためになる」という想いに動かされたからに他なりません。「最高の品質で社会に貢献」というミッションは、その精神から生まれたものであり、我々のベースです。これからも変わることはありません。
しかし、我々が提供する「最高の品質」は、必ずしもタイヤというモノとは限りません。自動車を取り巻く環境が大きく変わる中、お客様は快適に移動したいだけで、タイヤが欲しいわけではありませんから。その意味では、必要なのは変えることではなく進化し続けることです。社会やお客様にとって困り事は何で必要なものは何か、Bridgestoneはこれをとことん追求し続けます。

今後、ブランド価値をさらに高めていくためには、どのようなことが大切だとお考えでしょうか?

社会貢献の視点は欠かせませんが、事業と直接関係のないCSR活動に取り組む次元では、顧客の支持が得られないことは明白です。事業活動を通じて社会課題の解決に取り組み、具体的な商品・サービスを提供し、共感を得ることが肝要です。そして、結果として、社会とお客様双方にとって、意味があるものとして価値を創造することになります。
当社はこれまでもタイヤの原材料のリデュースや、すり減ったタイヤを再利用するリトレッドなどを推進してきましたが、さらに追求し、ビジネスとしてエコシステムを回して行く仕組みを実現していこうとしています。

今後、ブランド成長を目指し、具体的に予定されているアクションがありますか?

昨年、「2050年にサステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供する会社であり続けること」をビジョンに掲げ、中長期事業戦略を発表しました。これは私たちにとって1931年の創業、1988年のファイアストン社買収によるグローバル化への大きな一歩を踏み出した第二の創業に続く、第三の創業「Bridgestone 3.0」のスタートです。
新たなブランドメッセージ、“Solutions for your journey”を旗印に、サステナブルビジネス構想の実現に向けて、バリューチェーン全体でアクションを次々と具体化し、ドライブさせていきます。

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