これからの経営において、ブランドをどのような存在として位置付けていますか?
旭化成グループでは、社名である「旭化成」「Asahi Kasei」をコーポレートブランドと位置付け、当社グループへの「信頼感」「未来感」を想起させるものであり、これらのイメージを醸成・担保するものと考えています。
エクスターナルに対しては、当社が事業を通じて社会課題の解決の担い手として積極的に世の中に貢献し続けていく事実をしっかり伝えることで、「信頼・未来」を約束できるものであり続けたいと考えています。
一方でインターナルにとってコーポレートブランドは、揺らぐことのない理念であり、日々の行動の羅針盤となるものです。コロナ禍において、感染防止対策を講じながら、スピード感を持って生物学的製剤製造時に使用するウイルス除去フィルターや人工呼吸器を増産するなど、さまざまな事業活動を継続してきました。これはブランドが従業員に浸透している証しだと考えています。