Coronavirus: Brand Moves for Vol.12 | インターブランドジャパン

Coronavirus: Brand Moves for Vol.12

2020.4.3
Interbrand Group
Chief Innovation Officer Chris Nurko

ムンバイを拠点とする、億万長者Anand Mahindraが率いる家族経営のコングロマリットMahindra Group、インドの工場で人工呼吸器の生産を開始する予定です。その価格は一台100ドル未満であると発表しました。

Qualcomm財団は、サンディエゴ財団に100万ドルを寄付しました。 Qualcomm財団は、この地域で最大の民間企業の1つであるスマートフォンテクノロジー企業の慈善事業部門です。寄付は、Jacobs & Cushman San Diego Food Bankへ送られる50万ドルが含まれます。Qualcommの残りの寄付金は、サンディエゴ財団のCOVID-19コミュニティ対策基金に寄付されます。この基金は、この危機的な状況の最中、家賃や光熱費の補助、収入が減った人々への支援、さらに食糧援助の助成金として非営利団体に提供されます。

IBMは、報告されたCOVID-19の発生状況を追跡し、人々が常に更新されるその情報に触れられるツールを無償提供しています。 Weather Channelアプリ、weather.com、およびオンラインダッシュボードを通じて提供される情報は、一般人や企業に向けて、さまざまな公式サイトから入手可能な最新情報を提供し、パソコンやスマートフォンで簡単にアクセスできるように設計されています。IBMのThe Weather CompanyのゼネラルマネージャーであるCameron Claytonは、“新型コロナウイルスの拡大が我々に不安をもたらす中、私たちは皆、さまざまな場所にいる家族や友人の近況を確かめたり、情報に基づいて意思決定を下すために、有益なデータを探しています。 このため、人々が新型コロナウイルスについて最新情報を入手するために、最も信頼できる情報を提供することが重要だと感じています。”と述べました。また、“Weather Channelで、COVID-19データを提供するようになりました。これにより、社会でソーシャルディスタンスが重要である理由や、地域、州、国からの指示に従うことの重要さが分ります。”とも述べています。市民、研究者、政府関係者が豊富なデータにアクセスできるこのツールを使用して、新型コロナウイルスに関するさまざまな公式情報を、米国の郡レベルにまで遡って取得できます。 IBMパブリッククラウドは、IBM Watsonが用いられ、世界保健機関および複数の国、州、地方政府からのデータにアクセスし分析します。さらに、IBM Watsonを活用し、IBM Cognos Analyticsを基盤として構築されたインタラクティブなダッシュボードは、データサイエンティスト、研究者、報道機関の利用者が、地域のデータを、深い分析とフィルタリングできるように設計されています。グローバルデータには、新型コロナウイルス感染者状況や回復者情報などのデータが含まれます。利用者は、必要に応じて、国、地域、州、郡のレベルまでデータを遡り、より深いインサイトを得ることができます。また、その他の人々がインサイトを収集し、時系列で傾向を確認する上で、この集約されたデータが役立つ可能性があります。

犬が噛んで遊ぶ玩具、ウサギの餌、小屋、ケージ、マット、獣医サービス、そしてかわいい動物を取り扱う英国のペット用品小売業を営むPets at Homeは、人々に対しても支援を行っています。CEOのPeter Pritchardは、“我々は危機を乗り越える支援をするために、全力を尽くして取り組んでいます。”と述べています。また、“既に候補にあがっているペットの慈善団体へ110万ポンド、従業員に100万ポンドの資金援助を行い、NHS(国民保険サービス)の医療従事者には商品の割引特典をプレゼントします。”と述べました。

洗剤等を製造販売するメーカー大手SC Johnsonは、貧窮した国民と医療最前線に従事する人々のため、500万ドル分の製品と支援金を投入すると発表しました。この発表は、これまでに同社が寄付した200万ドルの内、CDC財団の緊急対応基金に対する100万ドルの寄付、さらに中国、イタリア、英国などの世界中の取り組みに対して100万ドルが寄付されます。同社は、世界中の人々のニーズに対処するため、あらゆる方法を検討し続けています。SCJohnsonの会長兼CEOであるFisk Johnsonは、 “この危機に対処し、危機にさらされている世界中の人々をサポートしているSC Johnsonに関わるすべての人々を誇りに思っています。 医療専門家や医療従事者から学校に通う子供達まで、この取り組みが少しでもみなさんのお役に立てることを願っています。” と述べてました。SC JohnsonはCDC Foundationと協力して、警察、消防、医療関係者向けのケアパッケージを提供しています。 ケアパッケージにはSC Johnsonの洗浄剤と消毒剤が含まれ、まずはCDC Foundationと共同で全米各地に20,000個配布されます。
さらに、SC Johnsonは、新型コロナウイルスの蔓延から家族を守るために、現金給付、製品寄付、教育プログラムと同様に、医療においても非常に重要で欠かせない支援を、ヨーロッパ、アジア、ラテンアメリカにまたがり取り組んでいます。SC Johnsonはまた、本社があるウィスコンシン州ラシーンで集団感染が発生しているコミュニティの高まる要望に対処するため、必要とされているものを提供しています。新型コロナウイルスに対応した地域の医療支援をするとともに、地域全体の子供に食事、軽食、本を配布しています。 また、ケアパッケージは、地元の医療従事者にも配布されます。

西海岸を代表する地方銀行であるUnion Bankは、新型コロナウイルスの影響を受けるコミュニティを支援するために、300万ドルを投入すると発表しました。さらに新型コロナウイルスによる世界的な危機の中で、クライアントと従業員に対して追加の支援策を発表しました。社長のGreg Seiblyは、“歴史的に前例のない非常事態であり、私たちは、共に乗り越えていかなければなりません。”と述べ、また、“私たちUnion Bankの従業員達は、新型コロナウイルスによる影響を受けているクライアントやコミュニティに不可欠な銀行業務を維持し、精力的に今もなお働き続けています。”と述べました。Union Bankは、非営利組織、地方政府機関、官民の人道支援パートナーと緊密に連携して、中小企業セクターに140万ドルの支援金を割り当てます。特に低所得者層および中所得者層における中小企業の事業を維持するため、経済開発活動の支援を目的とします。追加の100万ドルは、既存の中小企業の助成金として提供されています。さらに、低中所得者層の人々が衛生を保ち、福祉面でも支援する、地域のフードバンクを含むソーシャルセーフティネットプログラムに50万ドルが提供され、カナダとラテンアメリカの地域機関に10万ドルが割り当てられました。

英国のDIY関連商材と工具を専門に取り扱うB&QScrewfixを傘下に持つKingfisherは、ヨーロッパの公共医療に100万ポンド相当の個人防護具を提供しています。また、20万ポンド相当の保護用アイウェアとマスクが、すでにNational Health Serviceの緊急物資拠点に届けられました。

TD Bankは、地域の医療従事者を支援するためにNational Association of Community Health Centersに25万ドルを寄付しました。さらに、The TD Charitable Foundationは、本社を置くニュージャージー州からフロリダ州にわたる地域に30万ドルを割り当てます。

ドーナツを主力商品とするファーストフードチェーンを運営するDunkin ’は、ドーナツを受け取るときに、安全な距離を確保するよう顧客に呼び掛けています。 チェーン展開するそれぞれの店舗では、ソーシャルディスタンスの推進を目的とした特典プログラムを開始しました。このプログラムでは、事前に持ち帰り注文をすると、DD Perksプログラムで100ポイントが加算されます。さらに、同社のJoy in Childhood Foundationは、飢餓救済組織を支援するために125万ドルの支援を約束しました。

コンサルティング会社のBooz Allen Hamiltonは、27,000人の従業員と彼らが生活する地域をサポートするため、1億ドルを超えるパンデミック対策プログラムを発表しました。このプログラムには、健康管理、育児、新型コロナウイルス関連の問題に対処する従業員をサポートするための福利厚生プログラムの充実・強化策が含まれます。少なくとも7月1日までの雇用保障の約束、さらに感染リスクの高い人々、アメリカ軍兵士やその家族、退役軍人、医療従事者に対して、支資金援助・技術に関する専門知識の提供も含まれています。“これらの取り組みを通じて、不確実性が高く予測困難な時期に、私たちの社員や愛する人々、そして地域社会の健康と経済の安定に役立つことを願っています。”とBooz Allenの社長兼CEOであるHoracio Rozanskiは、述べ、また、“私たちが社員を支援することで、今後ニーズが発生したときに、クライアントを万全にサポートできるようになります。 私たちのビジネスは人材であり、私たちはこのような取り組みをまさに実行すべきだと考えます。” と述べました。また、同社と独立している組織であるBooz Allen Foundationがともに協調して、パンデミックに起因して引き起こされる出来事に対処するための慈善活動を開始しました。最初に取り組む寄付は、COVID-19 Military Support Initiativeを通じて退役軍人とアメリカ軍兵士やその家族を支援し、CDC財団を通じて最前線にいる医療従事者と感染リスクの高いコミュニティを支援し、また、Feeding Americaネットワークの地域機関とフードバンクを通じて、感染リスクの高い住民の当座のニーズに対処をするために提供されます。財団は後日、資金提供の受領対象者を追加発表する予定です。Feeding Americaの資金は、国家再建と重要拠点と捉える、コロナウイルスによる影響の大きい地域の医療最前線のために分配されます。

The Citi Foundationは、世界の新型コロナウイルス関連の救援活動を支援するために1,500万ドルを提供すると発表しました。COVID-19 Solidarity Response Fund に500万ドル、米国の緊急食糧配給プログラムを支援するNo Kid Hungryに500万ドル、国際的に深刻な被害を受けている国を救済するために500万ドルが割り当てられます。今後数週間のうちに、Citi Foundationは、追加で長期的な復興活動を明確にしていきます。CitiグループのCEOであるMichael Corbatは、“これらの基金は、最前線の医療従事者や若者に食料を届けている米国のフードバンクなど、この危機に対処する人々を支援する第一歩にすぎません。思慮深さと断固たる博愛精神、寛容な思いやり、そして私たちが取り組むビジネスの主要活動をもって、この前例のない状況に対処し続ける必要があります。”と述べています。

 

Translated and edited from “Coronavirus: Brand Moves for Friday April 3” in Brandchannel,
Authored by Chris Nurko

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