Arena 視点によるブランディング アプローチ - インターブランドジャパン

Arena 視点による ブランディングアプローチ

Hyper Innovativeな時代がもたらす競合環境の地殻変動

コロナ禍をきっかけとして、国内外で今後起きるべき社会変化が、10年早く現実のものとなって私たちの⽬の前に現れています。従来よりも解決すべき社会課題は複雑を増し、⼈々の欲求も加速度的に上昇を続けています。

改めて市場をを⾒渡してみると、そうした⼈々の期待に応えていくために、従来の想定や想像を遥かに超えたスピードで技術⾰新が⾏われ、あっという間に⼈々の⽣活の標準となる、そんな商品やサービスも珍しくありません。

こうした“垂直に” ⽴ち上がる新たなビジネスは、従来の固定的な既存の競合セットの中からではなく、これまでにない柔軟な発想や組み合わせから⽣まれ、昨⽇までのあなたの顧客の興味や関⼼、時間とお⾦を奪っていくのです。

 

Arena視点が明らかにする事業戦略の⾒直しの必要性

航空業界を例にとってみましょう。従来の「Category」の考え⽅では、サービスを提供している路線のおける航空各社との差別性、優位性を念頭に、マーケティング活動、ブランディング活動を展開してきていました。そして近年の技術⾰新により、超⾼速鉄道の開発が進むなど、航空以外の移動⼿段も広がりつつあります(Space)。さらにコロナ禍においては従来のニーズを超えて、通信技術の⾶躍的な進化や対⾯コミュニケーションの制限、コスト効率のさらなる追求など(Context)を背景に台頭したオンラインミーティングサービスや、擬似旅⾏体験を提供するVRや動画サービス等(Arena)に、顧客の時間とお⾦は注ぎ込まれており、航空業界の競合セットは⼤きく変容してきています。

こうした競合環境の地殻変動は、今やあらゆる産業で起きており、従来の⾃前主義(クローズドイノベーション)や垂直統合のビジネスモデルの限界を明らかにし、各社における事業戦略は⾒直しを迫られています。

 

Arena視点が明らかにする事業戦略の⾒直しの必要性

このような環境変化は、必然的にブランド戦略の⾒直しに直結します。こうした現代の Context の中で⽇々進化を続ける⼈々の期待に応えていくためには、異業種との連携を⾒据えたオープンイノベーション、さらには真の顧客中⼼主義(CustomerCentricity)に基づいた⽣活者との共創(コ・クリエーション、コラボレーション)により、これまで以上に、従来の枠にとらわれない価値創出を実現することが必要となります。

そのために、今ブランドに求められていることとは、何でしょうか。
それは第三者(他社・⽣活者)との協業をよりスムーズにするために⾃分たちのブランドの存在を明確にすること、すなわちパーパス(存在意義)やブランドとして何がしたいのか・できるのかをしっかりと発信し、共感・⽀持を得ること、そのパーパス実現に向けたアクション(Moves)をブランドとしての世界観(Feel)に基づき活動していくことが必要であると、インターブランドは考えています。