We give our clients the confidence to make Iconic Moves
31

unicharm

井口 大輔 様
ユニ・チャーム株式会社
執行役員 共同CMO
兼 グローバルマーケティングコミュニケーション本部長
兼 Life Time Value推進部担当

Best Japan Brands 2026
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。 各社のブランドリーダーが 3つの質問に答えるインタビューシリーズ。

問1. どんな1年であったか:

この1-2年を振り返ってみて、貴社の事業やブランドにとってどのような年でしたでしょうか。達成できたこと、やり残したことなど、お聞かせください。

ユニ・チャームは一人ひとりが自立し、互いに助け合うことで、自分らしく暮らし続けられる「共生社会の実現」を目指し、多様な事業ブランドを展開しております。この1年はコーポレート・ブランド・エッセンスである“Love Your Possibilities”の発信を強化し、コーポレートブランディングを推進してまいりました。SNS「X」公式アカウントの開設や各種協賛活動を通じ、浸透を図っております。また、この想いを具現化する為に、例えば「ソフィ」では、ホルモンと体調・気分の関係を可視化し日々のケアをサポートする「Sofy Be」アプリや、学校や職場でいつでも生理用品を受け取ることができる「どこでもソフィ」などの活動を通じて、女性のウェルネスをサポートするブランドへと拡大しています。
ただ、Unicharmとして一人ひとりの一生に寄り添う取り組みはまだ道半ばであり、今後は複数の事業ブランドの連携を強化していく必要があります。

問2. Change – 変化と対応:

この1-2年において、様々な変化があったものと思われますが、貴社にとっての主な変化とその対応について、お考えをお聞かせください。

当社を取り巻く環境に2つの大きな変化がありました。
1つは海外市場を中心に「低価格×良品質」な商品が台頭してきたことです。当社は、独自性の高い商品展開とプロモーションの強化を通じてユニ・チャームならではの付加価値を提案するとともに、優位性の源泉となるブランドの強化に取り組んでおります。
もう1つの大きな変化はECやソーシャルコマースの拡大です。そこではユニ・チャームの強みの一つである店頭でのプレゼンスが生かせないため、フルファネルでのマーケティングミックス構築や、ライブコマース、アフィリエイターとの協働など、新たなケイパビリティの獲得に取り組んでいます。

問3. Challenge – 未来への課題:

今後の中長期スパンでの経営目標や、その達成に向けたブランディングの役割、活動予定等について、お考えをお聞かせください。

市場環境の大きな変化に合わせ、3年に1度の中期経営計画を1年前倒しで切り上げ、このほど2026年~2030年の新中期経営計画「Project-Renaissance」を策定しました。
当社の社長の年頭挨拶として恒例となった“今年の決意を表す1文字”は【R】で、以下の3つの意味を込めています。
1.Renaissance(ルネッサンス)-AI×感性が導く「人間中心」への回帰
2.Rebirth(リバース)-人の一生に寄り添う「ライフタイムパートナー」への事業転換、新興市場を制する「脱・製造業」への新生
3.Resonance(レゾナンス)-女性のウェルビーイングをサポートする「ソフィBe」を起点に、生活者と価値を共創し、「共振の経営」を実践
ブランディングの役割としては、これらの3つの【R】の実践に向けて、各事業ブランドとコーポレートブランドをつなぎ、“Love Your Possibilities”を具現化するアクションを起こすことで、お客様との絆を強固なものにしていきます。