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Sony

前川 徹郎 様
ソニーグループ株式会社
クリエイティブセンター 副センター長
コーポレートブランディング部門 部門長

Best Japan Brands 2026
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。 各社のブランドリーダーが 3つの質問に答えるインタビューシリーズ。

問1. どんな1年であったか:

この1-2年を振り返ってみて、貴社の事業やブランドにとってどのような年でしたでしょうか。達成できたこと、やり残したことなど、お聞かせください。

ソニーグループは、10年後のありたい姿を描いた「Creative Entertainment Vision」を2024年に発表しました。このビジョンでは、「フィジカルとバーチャルが重なる多層的な世界をシームレスに繋ぎ、クリエイターと共に、クリエイティビティとテクノロジーによる無限の感動を届けること」を目指しています。実現に向けた第一歩として、2025年は、国内外のイベントやデジタル上のタッチポイントを通じて、ビジョンの世界観を具体的に提示してきました。認知は広がりつつあるものの、まだ「提示」の段階にあります。今後は、ビジョンの更なる浸透と実現に向けて、お客様はもちろんのこと、パートナー、特にクリエイターの皆様から、より深い理解と共感を得るための活動を継続していきます。

問2. Change – 変化と対応:

この1-2年において、様々な変化があったものと思われますが、貴社にとっての主な変化とその対応について、お考えをお聞かせください。

2025年9月に、金融事業を営むソニーフィナンシャルグループのパーシャル・スピンオフを実施しました。これは、ソニーグループがクリエイションを軸とした事業ポートフォリオに特化すること、そしてソニーファイナンシャルグループが、ソニーブランドを継続して使用し、成長戦略を機動的に実行することを目的としています。つまり、ソニー全体の事業価値を最大化し、ソニーが有するブランド価値を最大限に活用するための代表的な事例の一つであり、ブランド資産を「守り、育てる」フェーズから、ブランドの力を「事業価値向上へ直接的にレバレッジさせる」フェーズへの転換を示すものと言えます。事業価値の向上がブランド価値を高め、そのブランド力が次なる事業機会を生む、というポジティブなスパイラルを回すことが我々の新たな挑戦です。

問3. Challenge – 未来への課題:

今後の中長期スパンでの経営目標や、その達成に向けたブランディングの役割、活動予定等について、お考えをお聞かせください。

ソニーグループは、第5次中期計画のテーマ「境界を超える」のもと、グループ全体のシナジー最大化を中期の経営目標としています。この達成に向けたブランディングの役割は、従来の「エレクトロニクス」から、「クリエイティブエンタテインメントカンパニー」としての新たなブランド像を確立し、全てのステークホルダーに共通の価値基盤を築くことです。
そのために、「Creative Entertainment Vision」の進化と浸透を重要目標に掲げ、10年先を見据えたビジョンの具体化に注力していきます。多様な事業における先進的な取り組みを一つのストーリーとして紡ぎ、ステークホルダーへ分かりやすく発信することで、共感と共創を呼び起こすこと、それが、我々のパーパス(存在意義)である「クリエイティビティとテクノロジーの力で世界を感動で満たす」ことへの貢献につながると考えています。