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7-Eleven

岡嶋 則幸 様
株式会社セブン-イレブン・ジャパン
執行役員マーケティング本部長

Best Japan Brands 2026
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。 各社のブランドリーダーが 3つの質問に答えるインタビューシリーズ。

問1. どんな1年であったか:

この1-2年を振り返ってみて、貴社の事業やブランドにとってどのような年でしたでしょうか。達成できたこと、やり残したことなど、お聞かせください。

コストプッシュ型のインフレにより生活防衛意識が高まる中、25年3月までは「うれしい値!宣言」である程度の効果を挙げたものの、客数が想定していたほど伸びず、おいしさと価格だけでは、新規のお客様を呼び込むことはできないとわかりました。これまでCMでは商品のおいしさを中心に訴求してきたのですが、買物は本来楽しいもの。おいしさだけでは差別化がむずかしくなっている中で、面白さやワクワク感を感じてもらわなくてはなりません。そこで、下期からは新CM「なにがあるかな、セブン‐イレブン。」を開始し、天海祐希さんや嵐の櫻井翔さん、相葉雅紀さんを起用して、“もう一度セブン‐イレブンに行ってみよう”と思ってもらえる仕掛けをつくり、来店を促進しました。商品についても、ワクワク感を感じて手に取ってもらえることを意識して、2種類の具材が見える「旨さ相盛おむすび」を発売しました。

問2. Change – 変化と対応:

この1-2年において、様々な変化があったものと思われますが、貴社にとっての主な変化とその対応について、お考えをお聞かせください。

もはや日本は1億総中流ではなく、お客様のニーズも多様化する中で「うれしい値!宣言」のようなお買い得な“梅”商品のほかに、少し高額だけれどよりおいしい、“竹”や“松”に当たる商品も求められています。そのようなお客様のニーズに応えるために商品開発を行い、プロモーションを実施してきました。「旨さ相盛おむすび」や「およがせ麺」はその一例です。
中食市場には、コンビニエンス業界だけではなく、スーパーやドラッグストアをはじめ、デリバリーやEコマースなど様々な業界が参入しています。その中でお客様に選んでいただくために、楽しさやワクワク感が体感できる仕掛けをつくっていくことが大切です。

問3. Challenge – 未来への課題:

今後の中長期スパンでの経営目標や、その達成に向けたブランディングの役割、活動予定等について、お考えをお聞かせください。

一番の課題は人口減少です。人口が減るということはお客様の胃袋が減るということで、その中でセブン‐イレブンを選んでいただくためには様々な戦略が必要となります。
店内のオーブンで焼き上げる、熱々&サクサクの“できたて”商品の拡充もその一つで、8千店(2026年2月末時点)で展開中の「セブンカフェ ベーカリー」を上期中に1万3千店まで拡大する予定です。
また、現在、セブン‐イレブンを利用されているのは40〜50代の働き盛り世代が中心ですが、これからは、食事よりも推しに投資するZ世代やα世代を取り込むために、推し活やキャラクター、IPに関する取り組みを強化し、若年世代に来店してもらえる仕掛けを考えていきます。つまり、「忙しいから簡便に買い物ができるコンビニへ」ではなく、忙しくなくても別の目的をもって来てもらえるような店づくりを目指していきます。新生活の朝を応援する「朝セブン」は、その取り組みの一例です。
SDGs関連では、グループが掲げる環境宣言『GREEN CHALLENGE 2050』を目標に、 今後も環境に配慮した商品開発を中心に、取り組みを継続していきます。