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Sekisui House

足立 紀生 様
積水ハウス株式会社
常務執行役員
コミュニケーションデザイン部長

Best Japan Brands 2026
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。 各社のブランドリーダーが 3つの質問に答えるインタビューシリーズ。

問1. どんな1年であったか:

この1-2年を振り返ってみて、貴社の事業やブランドにとってどのような年でしたでしょうか。達成できたこと、やり残したことなど、お聞かせください。

生成AIの普及で顧客の情報収集アプローチが変化し、否応なしの対応が求められた1年でした。また情報の画一化が加速度的に進む中で、如何に差別化していくのか、これから企業の資質がますます重要になっていくように感じます。また、当社固有のアジェンダとして米国を中心とするグローバル展開の本格化があり、様々なプラットフォーム作りに注力した1年でもありました。

問2. Change – 変化と対応:

この1-2年において、様々な変化があったものと思われますが、貴社にとっての主な変化とその対応について、お考えをお聞かせください。

AIがパーソナライズされた最適解を自動生成する今、最大の差別化要因は「積極的な自己開示による独自の顧客体験」へと移行しました。企業が用意したメッセージよりも、リアルな一次情報こそが最も強いブランドアセットになります。そのため我々は、単なる事例紹介ではなく、お客様一人ひとりの暮らしの奥底にある「愛着」や「心地よさ」を、極めて純度の高い良質なストーリーコンテンツとして紡ぎ出し、世の中に届けることに注力しています。SNSやインフルエンサーとの共創を通じて、この血の通った体験価値を社会と共有することで、AIには生み出せない「熱量と共感」による深い結びつきを構築しています。

問3. Challenge – 未来への課題:

今後の中長期スパンでの経営目標や、その達成に向けたブランディングの役割、活動予定等について、お考えをお聞かせください。

最大の挑戦は、当社の第7次中期経営計画の成長ドライバーである米国を中心とした「グローバルブランディングの確立」です。日本で培ってきた顧客起点のアプローチをベースにしながらも、単なる住宅という「箱」の輸出ではなく、当社のグローバルビジョン“「わが家」を世界一幸せな場所にする”という哲学を、いかに現地の文化やインサイトに適応させ、浸透させるかが問われています。国内外を問わず、社会課題の解決と新たな価値創造を通じて、お客様や社会全体がこのビジョンに共鳴し、自らの言葉で語れる状態へと高めていくことが今後の成長の鍵となります。