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OMRON

井垣 勉 様
オムロン株式会社
執行役員常務
グローバルコーポレートコミュニケーション&エンゲージメント本部長
兼 サステナビリティ推進担当

Best Japan Brands 2026
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。 各社のブランドリーダーが 3つの質問に答えるインタビューシリーズ。

問1. どんな1年であったか:

この1-2年を振り返ってみて、貴社の事業やブランドにとってどのような年でしたでしょうか。達成できたこと、やり残したことなど、お聞かせください。

2025年はオムロンにとって「反転攻勢」」の年でした。業績悪化を受け、2024年4月から2025年9月までの18か月間、構造改革に取り組み、業績悪化を一過性の問題ではなく変化対応力や実行力といった本質的な課題として捉え直しました。その過程で、自社の強みを明らかにし、将来に向けて「どの事業に、どれだけの経営資源を投じるべきか」を徹底的に成長に向けた議論をしてきました。そして、2025年11月には次の5年間で実行すべき道筋を示した中期ロードマップ「SF2030 2nd Stage」として発表しました。今後は、グループ方針「Trusted Growth-GEMBA DX企業への転換に向けた顧客との信頼関係のさらなる深化」に基づき、持続的な成長へとつなげていきます。

問2. Change – 変化と対応:

この1-2年において、様々な変化があったものと思われますが、貴社にとっての主な変化とその対応について、お考えをお聞かせください。

2024年からスタートした18ヶ月間の構造改革プログラムを2025年の9月に終え、11月に次期中期経営計画「SF 2nd Stage」のロードマップを発表しました。構造改革期間はブランドにとっては逆風が強まった試練の年でもありましたが、この試練をバネに次のブランド価値向上に向けたアクションを加速させたいと考えています。具体的には、上述の通り、2026年4月から「SF 2nd Stage」がスタートすることを踏まえて、ブランド・コミュニケーション戦略をアップデートして、成長モードへと移行して反転攻勢に出るオムロンの取組を発信していく活動を強化する準備を進めてきました。 

問3. Challenge – 未来への課題:

今後の中長期スパンでの経営目標や、その達成に向けたブランディングの役割、活動予定等について、お考えをお聞かせください。

SF 2nd Stageでは、「事業」と「経営」のナラティブを両輪として、社内外のステークホルダーから共感を生むブランディングを本格的にスタートさせます。
事業面では、データソリューションビジネスの実体とその中身をしっかり伝えていくことで競合優位性を見せながら、既存ビジネスとの掛け合わせによるシナジー効果についても浸透を図っていきます。経営面では、企業価値向上に向けた取組を資本市場にしっかりと届けていきたいと考えています。
地政学的リスクが高まり、ブロック経済化していく昨今の社会情勢においては、もはや従来の“グローバル”という考え方は通用しなくなっています。多様なステークホルダーにいかに新たなブランドメッセージを伝えていくか。オムロングループ全体のブランド・プレミアムを創出できるコミュニケーション戦略の構築にチャレンジしていきます。