We give our clients the confidence to make Iconic Moves
8

NTT

関根 万紀子 様
NTT株式会社
執行役員広報部門長

Best Japan Brands 2026
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。 各社のブランドリーダーが 3つの質問に答えるインタビューシリーズ。

問1. どんな1年であったか:

この1-2年を振り返ってみて、貴社の事業やブランドにとってどのような年でしたでしょうか。達成できたこと、やり残したことなど、お聞かせください。

昨年7月に、40年ぶりに社名変更と企業理念(NTT Group’s Core & Values)およびブランドシンボルをグループで統一し、事業としても、グローバル事業とDXを世界で展開し、グループの成長戦略の要であるNTTデータグループの完全子会社化も実現するなど、本当にダイナミックな一年でした。
この変化に伴い、毎年スペインで開催されている世界最大のモバイル関連展示会MWCでは、昨年は別ブースで展開していたNTTドコモとNTTデータグループを統合して、NTTのブランドに統一して1ブースで展開。場所もメインのホールに移り、世界にブランドのプレゼンスを示せたと感じています。
社内的には、これが相互のビジネスを知る良い機会にもなりました。新社名や新ロゴなどカタチはつくりましたが、そのアセットに事業活動が蓄積されないと意味がありません。社員の事業活動やパートナー企業とのコミュニケーション活動の中にブランドが息づくことが大切。それは、これからの課題です。

問2. Change – 変化と対応:

この1-2年において、様々な変化があったものと思われますが、貴社にとっての主な変化とその対応について、お考えをお聞かせください。

国内のテレコム、モバイルからグローバル、DX等のビジネスへ。事業ポートフォリオの変化が、顕著になった1年でした。市場で言えばAIの加速。これを受けて、NTTデータグループをはじめ各社がAIビジネスに取り組んでいますが、データセンターなどによる電力不足が顕在化しているなかで、NTTが社会実装をめざす次世代情報通信基盤 IOWNが受け入れられる市場になってきたことも変化のひとつです。数年前はコンセプトとしての認知に留まっていましたが、光電融合デバイスをデータセンターに展開するなどの取り組みも進捗し、着実に社会実装のフェーズに移ってきたと実感しています。

問3. Challenge – 未来への課題:

今後の中長期スパンでの経営目標や、その達成に向けたブランディングの役割、活動予定等について、お考えをお聞かせください。

NTTグループは、世の中にダイナミックな変革をもたらす企業グループへと進化していくことを目指しています。その実現に向けて、ブランドが果たす役割は3つあると思っています。
ひとつは、日本発のグローバルテクノロジーブランドとして、チャレンジャーの立場からAIやDXの市場を切り拓くこと。
もうひとつは、ゲームチェンジャーとして IOWNで新しい市場を世界中のパートナーと共に創っていくこと。社会実装に向けて加速を続け、大容量データの時代を低消費電力で支え、サステナブルな社会を実現していきます。
最後に、競争の激しいIT市場において、世界中のお客さまから選ばれ続ける企業になること。そのためには、ブランドの統一により、各社の取り組みのポジティブな効果をNTTグループ全体のブランドの価値につなげることが大切だと思っています。グループの中には、既にマーケットで高い認知をいただいている事業があれば、これから認知を高めていく事業もあります。共通のブランド基盤のもと各社のブランド価値を引き上げ、事業にプラスになる状況を創出することがその第一歩だと考えています。