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Nomura

谷垣 浩司 様
野村ホールディングス株式会社
執行役員

Best Japan Brands 2026
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。 各社のブランドリーダーが 3つの質問に答えるインタビューシリーズ。

問1. どんな1年であったか:

この1-2年を振り返ってみて、貴社の事業やブランドにとってどのような年でしたでしょうか。達成できたこと、やり残したことなど、お聞かせください。

野村グループは2025年12月25日に創立100周年を迎え、これまで当社を支えてくださったすべてのステークホルダーに改めて感謝の気持ちを伝えると共に、私たちの新たな決意を内外に発信しました。
創立100周年の節目に先立ち、2021年より「Nomuraパーパス・ジャーニー」プロジェクトを開始。1万人以上の社員が“私たちの存在意義”について議論を重ね、2024年に「金融資本市場の力で、世界と共に挑戦し、豊かな社会を実現する」というパーパスが生まれました。また、100周年記念事業として「野村ウェルグローイング・インスティチュート」を2026年4月に設立。「豊かな社会」の実現に向け、「学び」「つながり」「営み(衣・食・住)」を重点テーマに、パーパス実践の一環として、社会貢献活動、寄付、研究、事業開発、スタートアップ企業への自己資金による投資などを統合的に推進していきます。

問2. Change – 変化と対応:

この1-2年において、様々な変化があったものと思われますが、貴社にとっての主な変化とその対応について、お考えをお聞かせください。

2025年は日経平均株価が初めて5万円を超え、史上最高値を更新。政府が推進している「資産運用立国」の実現に向け、新NISAをはじめとする制度改革の後押しもあり、個人金融資産の「貯蓄から投資へ」の流れも本格的に進んでいます。野村グループ100周年の節目に、こうした活況な市場環境に恵まれたことは、次の100年とその先の未来に向けてポジティブなスタートを切る上で追い風になりました。
また、近年のAI・DXの目覚ましい進展は、金融のビジネスのあり方にも大きな変化をもたらしています。野村グループでは「with AI」の考えのもと、「人×デジタル」の力で、AIを活用したサービスの高度化や付加価値の最大化を目指しています。ブランドへの影響という観点では、AIの普及によりゼロクリック検索が広がる中、「野村といえば〇〇」とひと言で語れるような、確固たるブランド構築や発信の仕方が求められると考えています。

問3. Challenge – 未来への課題:

今後の中長期スパンでの経営目標や、その達成に向けたブランディングの役割、活動予定等について、お考えをお聞かせください。

野村グループは2030年に向けた経営ビジョン「Reaching for Sustainable Growth」を掲げ、具体的な目標として「ROE 8~10%+の安定的な達成」を設定しています。このビジョンを実現する上で、強固で信頼されるブランドは、企業価値を高め、ビジネスを支える重要なファクターです。「野村は日本企業」というイメージが強いかもしれませんが、実は創業からわずか1年後の1927年にはニューヨーク出張所を開設。早くからグローバルな視座を持って歩んできました。現在では、90を超える国籍を持つ2万8000人が働くグローバルな金融サービス・グループです。今後は、確固たるグローバルブランドの確立、グループ全体で統一したブランドマネジメントに一層注力していきます。