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Mitsubishi Estate

中島 篤 様
三菱地所株式会社
代表執行役 執行役社長

Best Japan Brands 2026
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。 各社のブランドリーダーが 3つの質問に答えるインタビューシリーズ。

問1. どんな1年であったか:

この1-2年を振り返ってみて、貴社の事業やブランドにとってどのような年でしたでしょうか。達成できたこと、やり残したことなど、お聞かせください。

ブランドについて、経営レベルで本格的に議論を深めた1年でした。
私は、ブランドは単なる認知向上の手段ではなく、持続的に「稼ぐ力」を高めるための重要な経営資源であると考えています。
2025年4月に、「ブランド戦略委員会」を立ち上げ、経営陣による活発な議論を交わし、「各事業・サービス」を「三菱地所グループ」が提供している、という結びつきを強固にしていく方針を整理しました。
一方で、その結びつきを強めていくための社内外への浸透については、まだ道半ばであり、組織全体でより磨き込み、力強く推進していく必要があると感じています。

問2. Change – 変化と対応:

この1-2年において、様々な変化があったものと思われますが、貴社にとっての主な変化とその対応について、お考えをお聞かせください。

この1〜2年だけを見ても、国際情勢の不安定化や国内でのインフレ加速、建築費の高騰など、事業環境は大きく変化しました。都市の在り方や働き方も多様化し、不動産デベロッパーに求められる役割は一段と高度化しています。そのような外部環境の中で、当社グループはグラングリーン大阪のまちびらきや、テナント個社では実現しにくい取り組みをエリア全体で提供する”まちまるごとワークプレイス”構想の推進、アパートメントホテル事業への本格参入といった国内の動きに加え、米国データセンターの展開やインド支店の開設等、グローバルにおいて新たな取り組みを進めてきました。事業ポートフォリオを拡充しながら、賃料増額改定やCPI連動条項導入など、基礎的な収益力の向上にも取り組んでいます。

問3. Challenge – 未来への課題:

今後の中長期スパンでの経営目標や、その達成に向けたブランディングの役割、活動予定等について、お考えをお聞かせください。

当社グループは、社会価値と株主価値を両立させた持続的な成長を目指しています。その根底にあるのは、「Be the Ecosystem Engineers」――価値創造のための共生・共創の場をつくる企業を目指す、という考え方です。私たちの仕事は、社会価値向上においても、株主価値向上においても、当社グループ単独で完結することはほとんどありません。付加価値を最大化できるパートナーを巻き込み、サプライチェーン全体で課題に取り組んでいます。そのためには、当社グループが提供する価値を示すブランドの力が欠かせません。全社員・全事業の活動が「稼ぐ力」となるブランドにつながっていることを意識しながら、選ばれ続ける企業として価値創造を進めてまいります。