We give our clients the confidence to make Iconic Moves
20

Hitachi

竹内 昌之 様
株式会社日立製作所
グローバルブランドコミュニケーション本部長

Best Japan Brands 2026
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。 各社のブランドリーダーが 3つの質問に答えるインタビューシリーズ。

問1. どんな1年であったか:

この1-2年を振り返ってみて、貴社の事業やブランドにとってどのような年でしたでしょうか。達成できたこと、やり残したことなど、お聞かせください。

2025年4月の新社長就任、同じく4月に発表した新経営計画「Inspire 2027」に伴い、デジタルで社会インフラを革新する日立の姿をより積極的に打ち出してきた一年でした。また、日立グループが一体となることで新たな価値を提供する「真のOne Hitachi」の考えの発信も強化してきました。その具体的な取り組みの一つとして、Hitachiブランドの刷新が挙げられます。グループ会社も含めて、日立のロゴをグローバルで「HITACHI」に統一し、ブランドガイドラインも見直しました。併せて、25年間使い続けてきた貴重なアセットである「Inspire the Next」は、ロゴからは削除する一方で、タグラインとして新キャンペーンを展開しました。そして社内向けには、5月にグローバルでのリーダー層360名が参加する「Hitachi Global Leaders Kickoff」を初開催しました。新経営計画の理解と浸透を図り、めざすビジョンを共有するだけでなく、お互いをより深く知る契機になり、「真のOne Hitachi」による持続的成長をめざす基盤を構築できたと感じています。また、2025年は大阪・関西万博にも「Society 5.0と未来の都市」をテーマに出展し、年齢や国籍を超えた幅広いお客さまにご来場いただきました。お客さまや協賛者の方々と共に、めざす未来に想いを馳せ、その実現に向けて私たちがどのように事業で貢献できるのか、改めて見つめ直す機会となりました。

問2. Change – 変化と対応:

この1-2年において、様々な変化があったものと思われますが、貴社にとっての主な変化とその対応について、お考えをお聞かせください。

私たちを取り巻く環境での最も大きな変化は、AIの進化に尽きると思います。生成AIからエージェントAIへの進化がオフィスワーカーの業務プロセスを革新し、フィジカルAIへの進化がフロントラインワーカーの業務の高度化という変革を起こしています。これらの環境の変化や技術の進化を事業機会に変換しなくてはならないと感じています。多様な産業領域で、現場の知見を数多く持っていることが私たちの強みです。そのドメインナレッジをフィジカルAIと掛け合わせ、新たな価値を創出していくこと。それを社会課題の解決に繋げることが日立の価値だと考えています。コミュニケーションチャネルの変化、とりわけSNSの影響力が増大していることも、日々実感しています。ニュースを発信して報道に結び付けることは重要な基盤であり、この活動は継続して強化する必要がありますが、広報活動やSNS、イベント、インターナルコミュケーションといった垣根が、いよいよなくなってきていると感じています。これからは縦割りではなく、より多角的なコミュケーションチャネルでの発信が重要になるのではないかと考えています。

問3. Challenge – 未来への課題:

今後の中長期スパンでの経営目標や、その達成に向けたブランディングの役割、活動予定等について、お考えをお聞かせください。

日立グループ全体としては、新経営計画「Inspire 2027」の着実な推進が重要であり、私たちは全社戦略とより強固に連動した戦略的な情報発信を強化することが必要だと感じています。私たちブランドコミュケーション部門は、2026年4月に発足した経営戦略統括本部の一部になりますので、これを機に、経営とより強固に連動した情報発信、コミュニケーション活動を実現していきたいと考えています。発表のタイミングや、発表内容の質・量、そして発信するチャネルを見極め、より効果的な情報発信に注力したいと考えています。併せてグループ28万人の社員の意識改革も継続し、「真のOne Hitachi」での持続的成長、企業価値のさらなる向上を実現していきます。