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Daiwa House

泉本 圭介 様
大和ハウス工業株式会社
上席執行役員コーポレートブランド部長

Best Japan Brands 2026
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。 各社のブランドリーダーが 3つの質問に答えるインタビューシリーズ。

問1. どんな1年であったか:

この1-2年を振り返ってみて、貴社の事業やブランドにとってどのような年でしたでしょうか。達成できたこと、やり残したことなど、お聞かせください。

2025年は、当社70周年の節目を起点に、次の日本社会を担う世代に向けた「情報発信力の再構築」を進めた一年でした。一例としてYouTube公式チャンネルをはじめとするデジタルメディアの活用を見直し、建築実例、人物ドキュメンタリーなどの新たな題材でコンテンツの質・量を再設定。その結果、登録者数の大幅な増加(およそ50倍)が実現し、従来届きにくかった若年層・非住宅領域への接点創出に成功しました。また、インナーブランディングへの影響力が顕在化したと認識しています。複合事業領域がどんどん拡大する中で、一貫したブランド社内浸透が追いつかず、グループ全体での価値訴求の統合が今後の課題です。

問2. Change – 変化と対応:

この1-2年において、様々な変化があったものと思われますが、貴社にとっての主な変化とその対応について、お考えをお聞かせください。

変転極まりない時代です。私たちはこれまでも時代の変化をいち早く捉え、自らの進化へと繋げてきました。社会の価値観が大きく変わる中で、「次に求められる価値」をカタチにし、変化の波を成長の原動力としてきました。住宅市場の縮小、物流需要の拡大、人手不足といった不可逆な環境変化に対し、まさに「住宅メーカー」から「生活・産業インフラを担う企業」へと業容は進化し、開発・運営型ビジネスの事業構造に転換しています。しかしながら社会の理解はいまだ旧来の住宅企業のままです。このギャップは成長機会の損失に直結します。今一度「私たちはどう生きていくのか」を再定義し、その認知を戦略的に書き換える「企業デザイン」が重要となるでしょう。

問3. Challenge – 未来への課題:

今後の中長期スパンでの経営目標や、その達成に向けたブランディングの役割、活動予定等について、お考えをお聞かせください。

昨年の70周年の節目を経て、次の10年に向かう新たなスタートの年です。将来の成長に大きく貢献させたい海外事業では、その活動エリアを拡げ、現在では27カ国で事業展開を進めています。今後私たちが目指すところは、多角化した事業を複合させ、インフラ整備から人々の生活拠点づくりまでの「街づくり」を果たし、「心豊かな暮らし」を実現させていくことです。そのためには、それぞれの国・地域の生活者や現地のパートナー企業から新たな信頼を獲得していくことが求められます。社会からの信頼の証として、またグローバルブランディングの旗印として、経営のシンボル「エンドレスハート」を高く掲げ、世界での存在価値を強く示していくと決意しています。