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NEC

冨岡 秀樹 様
日本電気株式会社
コーポレートブランド戦略部 統括部長

Best Japan Brands 2025
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。 各社のブランドリーダーが 3つの質問に答えるインタビューシリーズ。

問1. どんな1年であったか:

この1-2年を振り返ってみて、貴社の事業やブランドにとってどのような年でしたでしょうか?
「ひと言」で表現するとすれば、どんな言葉で表すことができるでしょうか。その「ひと言」の背景や意味合いなどもお聞かせください

この1年は、NECにとって力強い「変革」の年となりました。NECは2024年5月にデジタルトランスフォーメーション(DX)事業の新ブランドとして「BluStellar」を発表しました。BluStellarは、NECがこれまでに蓄積してきたビジネス変革および社会変革のためのテクノロジーと知見・経験を、価値創造モデルとして体系化したものです。この新ブランドは、NECの事業戦略の中心を担うだけでなく、NEC自身の「変革」を象徴する旗印としての役割も担っています。BluStellarは、お客様が直面する経営課題や刻々と変化する社会環境、そして技術トレンドに合わせて常に迅速に進化し、新たな価値を創造し続けます。このBluStellarとともに、NECは先進テクノロジーの力で社会変革をリードする企業として、自らも変革を続けていきます。 

問2. Change – 変化と対応:

この1-2年において、様々な変化があったものと思われますが、貴社にとっての主な変化とその対応について、お考えをお聞かせください

テクノロジーカンパニーであるNECにとって、AIの加速度的な進化と社会的影響の高まりは大きな成長機会をもたらしています。NECは、生成AI「cotomi」や多層型のAIエージェントを自ら開発/運用する企業として、その知見を活かし、利用者が安全・安心にAIを活用できる環境を提供しています。また、世界の安全保障環境が大きく変化する中、NECは日本と世界をつなぐ国際間デジタルインフラ(海底ケーブル・衛星通信)とサイバーセキュリティ事業を展開しており、「日本の経済安全保障を日本のテクノロジーで守る」ことに貢献できる稀有な企業の一つです。こうしたNECの持つAIやセキュリティの強みを、ブランドの観点からも力強く発信していきたいと考えています。 

問3. Challenge – 未来への課題:

今後 (これからの1-2年で)、貴社の事業やブランドにとってどのようなこと(変化)が起きると考えていますか?その変化による課題に対して、どのような準備が必要だとお考えでしょうか

国際社会は未曽有の変革期を迎えており、世界情勢は不安定さを増しています。テクノロジー業界においてはAIの発展が目覚ましく、社会にどのような変化をもたらすか予測困難です。このような時代において、NECは最先端テクノロジーを提供する企業として、社会の安全・安心を守り続ける責務があると考えています。そのために、先端技術領域への投資を怠らず、絶えずBluStellarを進化させ続け、技術の社会実装のための仲間作りとルール作りを実行し続けます。そして社会のDX・日本のDXをリードし、日本を守り・世界を守り続けます。「日本電気」という社名を掲げるNECは、日本を代表する企業としての誇りを持ちつつ、世界から選ばれる企業・信頼されるブランドとなることを目指して、たゆまぬ変革と挑戦を続けていきます。