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Recruit

川村 美貴 様
株式会社リクルート
スタッフ統括本部 広報・サスティナビリティ
コーポレートコミュニケーション企画統括室 室長

Best Japan Brands 2024
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。各社のブランドリーダーが5つの質問に答えるインタビューシリーズ。

この1-2年を振り返ってみて、御社の事業やブランドにとってどのような年でしたでしょうか。

世界中がコロナで混乱をきたしていた頃から、私たちは冷静にアフターコロナの世界を見据えてグループの事業経営を続け、VMV(ビジョン・ミッション・バリューズ)を具現化するためにいま何ができるか、何をすべきかを徹底的に議論してきました。 
振り返ると、困難な時期だったからこそ、中長期的成長を促進できたように思います。まさに、「まだ、ここにない、出会い。」に代表されるVMVが経営の判断基準として機能していることを実感しました。 

組織や事業全体として (担当部門として)、対応する領域や範囲はどのように変わってきているでしょうか。

飲食、旅行、ブライダルをはじめ、対面を前提としたサービス業界にとってコロナ禍は死活問題でした。感染拡大防止を前提とした経営が求められ、その時「Air ビジネスツールズ」が事業者の強い味方となりました。非接触決済でお客様に安心感を与えた『Airペイ』、病院や薬局の待合室の混雑をなくしいわゆる「三密」を軽減することに貢献した『Airウェイト』などの活用事例が次々と生まれ、BtoBビジネスの展開スピードは速まったと思います。いち早く先陣を切れた理由は、「社会の不に向き合い、より良い未来に向けて行動しよう」という想いを、社員一人ひとりが当事者として持つことが出来たからでしょう。まさにVMVが社員一人ひとりに染みついていたからに他なりません。 

想定を越える社会や人々の変化に対して、事業として、ブランドとしてどのように対応してきていらっしゃるでしょうか。

未来の重要なカスタマーである若者へのコミュミケーションを強化していきたいと考えています。2022年には、高校生向けアントレプレナーシップ・プログラム「高校生Ring」もスタートさせ、多く高校で授業として取り組んでいただいています。22年の参加者は6,000人ほどでしたが、昨年は25,000人を超えるスケールへ一気に拡大しました。 
こういった取り組みは私たちにとって重要な意味を持っています。コミュニケーションを通じてリクルートのパーパスをお伝えするだけでなく、パーパスでお約束したことを企業活動によって実行していくことこそが、真のブランディングだと考えているからです。 

社員の働き方や意識は、どのように変わったと感じているか。ワークライフバランス、効率性やエンゲージメント、社内コミュニケーションといった社内カルチャー、社員の価値観などに、どのような影響があり、それにどのように対応してきていらっしゃるでしょうか。

Recruitはバリューズの一つとして掲げている「個の尊重」を、経営のエンジンとしてずっと大切にしてきました。 
コロナ後も、働き方は各人が自由に選べるスタイルを貫いているため、リモートを続ける社員も少なくありません。一方で、オフィスは協働や共創を実現する場としてリニューアル。社内外を問わず、多彩な人たちが集まる交流の場に進化しています。 
DEI推進についても、最も重要なテーマの一つとして取り組んでいます。2021年にはジェンダー平等に向けた目標を宣言。2030年までにグループ全体で、上級管理職、管理職、従業員それぞれの女性比率を約50%にするという目標を掲げています。2023年度、国内では女性の管理職比率は、3割を超えています。 

パーパスや経営の理念、ビジョンなどの重要性が論じられていますが、それらを事業活動の中で、どのような形で活かしていらっしゃるでしょうか(実体化に向けてどのような取り組みをされているでしょうか)。

経営理念を事業活動に活かすために、各事業が理念を因数分解し、事業ごとに最適化されたビジョン、ミッションを装着しています。この活動はトップダウンではなく、各事業が自律的に実行しているものです。まさに、Recruitに脈々と息づく企業文化を体現している取り組みといえるのではないでしょうか。