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Olympus

岡本 英己 様
オリンパス株式会社
ブランドコミュニケーションズ, グローバル
マネジャー

Best Japan Brands 2024
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。各社のブランドリーダーが5つの質問に答えるインタビューシリーズ。

この1-2年を振り返ってみて、御社の事業やブランドにとってどのような年でしたでしょうか。

この数年はまさに変革の時期と言えます。映像事業(2021年)に続いて、科学事業の譲渡(2023年)により、弊社の事業は「グローバル・メドテックカンパニー」として医療事業に専念する体制となりました。 
2021年11月から、「True to Life」というブランドメッセージのもと、「グローバル・メドテックカンパニー」として弊社コーポレートブランドの認知向上に向けて様々な浸透活動を社内外で展開してきました。社外、とくに海外では依然としてカメラブランドのイメージが強く残っているので、今後も活動を強化していきたいと考えています。

組織や事業全体として (担当部門として)、対応する領域や範囲はどのように変わってきているでしょうか。

2019年に企業変革プラン「Transform Olympus」を打ち出し、真にグローバルなメドテックカンパニー実現のために統一したブランド展開をしてきました。医療事業に専心するなかで、患者さんの安全や品質を最優先に掲げ、世界中のステークホルダーから信頼される企業として持続的な成長を実現できるように、変革を続けています。 

想定を越える社会や人々の変化に対して、事業として、ブランドとしてどのように対応してきていらっしゃるでしょうか。

弊社はB2B事業ですから、生活者や患者さんが私たちの製品を直接選ぶことはありません。けれども、従来は触れることのできなかったさまざまな情報に生活者がアクセスできる今、患者さん、医療機関、そして社会の要請に対して、「Patient Focus」および品質を最優先する「Quality Mindset」の観点でしっかりと応えていくことがますます重要になってきていると感じています。 
基幹事業である内視鏡事業では、医療従事者が患者さんに対し、より低侵襲な検査や手技を提供できるよう、さまざまな製品・サービスを開発してきました。これからも、オリンパスは対象疾患における医療水準の向上より、患者さんの負担を少しでも和らげ、病気の予防や速やかな回復につながるようなイノベーションを創出してまいります。 

社員の働き方や意識は、どのように変わったと感じているか。ワークライフバランス、効率性やエンゲージメント、社内コミュニケーションといった社内カルチャー、社員の価値観などに、どのような影響があり、それにどのように対応してきていらっしゃるでしょうか。

コロナ後も出社と在宅勤務を組み合わせたハイブリッドな働き方を推進し、より自律的で生産性を向上させる働き方や働く場を追求しています。この4月からは八王子へグローバル本社機能を移し、最適なオフィス設備を整えました。全体としてコラボレーションしやすいスペースと設えを用意し、外部との連携も含めた新たな発想を生み出すことで、Purpose Drivenな活動を、People Centricな観点で実現できるオフィス空間を実現しています。 
また、従業員の可能性を最大限に引き出すための権限委譲、チャレンジできる風土の醸成を進めると同時に、昨年からグローバル共通の人事制度と経営理念に基づいた評価基準を導入。より健やかな組織文化の実現に向けて、グローバルで取り組んでいます。 

 

パーパスや経営の理念、ビジョンなどの重要性が論じられていますが、それらを事業活動の中で、どのような形で活かしていらっしゃるでしょうか(実体化に向けてどのような取り組みをされているでしょうか)。

「世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現」をOur Purposeとして掲げ、すべての行動、事業活動のベースとしています。また、医療事業に専念するに当たり、5つのOur Core Valuesを一部アップデートし、「患者さん第一」「誠実」「イノベーション」「実行実現」「共感」と定めて、グローバルで浸透活動を行っています。 
Our Core Valuesを通じてOur Purposeを実現していくためには、今後も継続的な事業革新やブランドの強化が必要となります。真のグローバル・メドテックカンパニーとなるには、まだ長い時間がかかると思いますが、グローバルでしっかりと同じ方向を向いて着実に進んでいきたいと思っています。