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Isuzu

クリーゲルシュタイナー 光太郎 様
いすゞ自動車株式会社
経営業務部門VP

Best Japan Brands 2024
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。各社のブランドリーダーが5つの質問に答えるインタビューシリーズ。

この1-2年を振り返ってみて、御社の事業やブランドにとってどのような年でしたでしょうか。

2022年からプロジェクトをスタートし、2023年5月には、新たな経営理念体系「ISUZU ID」の策定と共に、新しいパーパス「地球の『運ぶ』を創造する」を発表しました。実質的なスタートからわずか1年でパーパスに到達しました。 
それを可能にしたのは、真のグローバルカンパニーを目指すというトップの想いに他なりません。22年の夏には全役員、部長クラスを巻き込んでパーパスワークショップを開催し、ビジョンとなった「安心×斬新」で世界を進化させるイノベーションリーダーなど、ISUZU IDの原型にたどり着きました。到達できたのは、経営層が「社会課題の解決のために主体的に貢献したい」という想いを胸に秘めていたからだと思います。21年4月のUDトラックスグループ入りも、変革のドライバーとして大きく寄与しました。 

組織や事業全体として (担当部門として)、対応する領域や範囲はどのように変わってきているでしょうか。

2023年10月にグループ全体のブランドを強化する実行部隊として、広報部の中にブランド戦略企画グループを立ち上げました。まずは、いすゞとUDトラックスが共にシナジーを発揮するマルチブランド戦略を推進していきます。また、会長の片山が商用車初でJAMA(日本自動車工業会)のトップになったこともあり、業界のリーダーとして、より高い視座が必要になっています。

想定を越える社会や人々の変化に対して、事業として、ブランドとしてどのように対応してきていらっしゃるでしょうか。

「ISUZU ID」をまとめたことで、自分たちは何者で、どのような価値をどうやって具体化していくのかが明確になりました。経営も、商品も、採用も、これをベースに推進していきます。 
いすゞグループは商用車カテゴリーでは国内で半分近いシェアを持つトップブランドですが、パーパスを軸に考えれば、商用車という領域に留まっていることは出来ません。今後は人流・物流をリードする「社会インフラ」のブランドへの変革を推進していきます。

社員の働き方や意識は、どのように変わったと感じているか。ワークライフバランス、効率性やエンゲージメント、社内コミュニケーションといった社内カルチャー、社員の価値観などに、どのような影響があり、それにどのように対応してきていらっしゃるでしょうか。

ビジネスカジュアルの導入やオフィスの移転なども功を奏して、「ISUZU ID」で示している「相互尊重の空気」が醸成されてきました。今後も優秀な人材を確保するため、新たな人事制度を導入していきます。 

パーパスや経営の理念、ビジョンなどの重要性が論じられていますが、それらを事業活動の中で、どのような形で活かしていらっしゃるでしょうか(実体化に向けてどのような取り組みをされているでしょうか)。

方向性は、すべてISUZU IDが示してくれています。今の社会に求められ、私たちが応えていくべきなのはカーボンニュートラルな社会の実現です。その社会に欠かせない物流・人流を支えることにいすゞグループは貢献できるし、街づくり・人づくりに対する期待にも応えられると思います。だからJapan Mobility Showの内容も、従来型の車中心という発想ではなく、いすゞグループが社会や人々とどのように関わり、対話していくのかという視点・発想に変えました。私たちの競合は、バス・トラックなどの商用車や建機ではありません。社会のインフラを支える全てのプレイヤーが共創パートナーになりうると思っています。「自分たちは社会を動かし、支えるインフラである」という前提に立ち、そうしたブランドになるべく、よりグローバルに、さらにイノベーティブに考え、行動していきます。