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Matsumotokiyoshi

松本 貴志 様
株式会社マツモトキヨシ
代表取締役社長

Best Japan Brands 2026
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。 各社のブランドリーダーが 3つの質問に答えるインタビューシリーズ。

問1. どんな1年であったか:

この1-2年を振り返ってみて、貴社の事業やブランドにとってどのような年でしたでしょうか。達成できたこと、やり残したことなど、お聞かせください。

プライベートブランド(PB)のリニューアルを始めた2015年から10年が経ちました。PBのみならず、この10年間で積み重ねてきた店舗改革やアプリ開発など、各領域で進めてきた取組みが良い循環となり、一定の到達点に達したと言える1年でした。10周年を機に、PBをより進化させるリニューアルをスタート。フラッグシップ店舗のさらなる展開やサービスコンテンツの実装など、次の成長に向けて新たなスタートを切った1年でもありました。
日々のさまざまな活動の中で、常にブランドの観点で「未来の常識を創れているか」を自問し、指針として言葉にしながら挑戦を続け、生活者の期待に応え、さらにその先をいく。そうした多様な活動がいわば「貯金」となってブランドの価値(金額)に積み重なり、ブランドが継続的に成長することができていると実感しています。

問2. Change – 変化と対応:

この1-2年において、様々な変化があったものと思われますが、貴社にとっての主な変化とその対応について、お考えをお聞かせください。

生活者のニーズ、期待値や特性をデータ面からエビデンスとしてしっかりと押さえながら、それを超えて新しい変化、価値を創り出して行くことがマツキヨブランドだと考えています。例えばデータ上、美容・健康感度の高いお客様が多いことがわかっている中で、そうした志向に応えるオーラル商品がなければ、美容発想のオーラル商品として新たに開発していく。そうした考え方が広がって、大手メーカーとの共創、共同企画という形での商品化が近年増えてきています。マツキヨブランドとしての価値の高まりが、事業パートナーの考え方にも影響し、そうした流れを後押ししているように思います。またインターナルの面では「マツキヨ愛」がある仲間が増え、「美と健康」の「未来の常識を創る」ことへの社員一人ひとりの意識や行動が、ポジティブに変わってきていることが、ブランドとしての成長に大きく寄与しています。

問3. Challenge – 未来への課題:

今後の中長期スパンでの経営目標や、その達成に向けたブランディングの役割、活動予定等について、お考えをお聞かせください。

2007年ごろからインバウンド需要が意識され始め、10年ほど前からは本格的に海外展開に取り組んでいます。「美と健康」への関心は世界共通だと思いますし、その期待値を超える活動をグローバルに広げていきたいと考えています。その際には過度にローカライズを意識するのではなく、ブランドロゴはカタカナのまま。日本国内と同様に「Do Matsukiyo (マツキヨすること)」は変えないことが大事なのではないかと思っています。
国内も含め、商品と店舗、サービスの全てがブランドとして一体となることで、人々を惹きつけるマツキヨ独自の大きな力となっていくと考えています。創業時に掲げていた、薬局に留まらない存在となる、という原点にも通じますが、ドラッグストアを超え、お客様の期待を超え、「マツキヨになる」挑戦を、これからも果敢に続けていきます。