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Dai-ichi Life

坂本 香織 様
株式会社第一ライフグループ
執行役員 Group Chief Brand and Culture Officer

Best Japan Brands 2026
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。 各社のブランドリーダーが 3つの質問に答えるインタビューシリーズ。

問1. どんな1年であったか:

この1-2年を振り返ってみて、貴社の事業やブランドにとってどのような年でしたでしょうか。達成できたこと、やり残したことなど、お聞かせください。

今年4月に社名を「第一生命ホールディングス株式会社」から「株式会社第一ライフグループ」へ、グループブランドを「Daiichi Life」へと変更しました。ブランドには「世界の人々の多様な生き方を広げる企業になる」という意思を込めています。具体的には「Life」は生命保険にとどまらない「人生」や「日々の生活」という意味を、「第一」は私たちのアイデンティティである「いちばん、人を考える」「まっすぐに、最良を追求する」「まっさきに、変革を実現する」という価値観を表現しています。
ブランド変更の前に、まずグループ理念を再策定することで、グループ内で目指す姿や価値観の共有を図りました。その上で従来のマルチブランド体制から、グループとしての統一ブランドへ統合を行い、グループの一貫性を構築しました。グループで最も大きな事業会社である第一生命保険では、長く親しまれてきた赤いロゴを青い新ロゴへと変更する等、グループ各社にとっても今回のブランド統合は大きな変更でしたが、ロゴやデザインを統一し、集中的なブランドプロモーションを行うことで、「Daiichi Life」の船出として、まずは認知とイメージ形成の第一歩を踏み出すことができたと感じています。当社では「社員一人ひとりが理念を体現することで、ステークホルダーとの接点でブランドが構築されていく」という考え方を大切にしており、引き続き社員の行動変革を通じてブランドを体現していきたいと考えています。

問2. Change – 変化と対応:

この1-2年において、様々な変化があったものと思われますが、貴社にとっての主な変化とその対応について、お考えをお聞かせください。

「世界の人々の多様な生き方を広げる企業になる」というグループが目指す姿の実現と大きな成長に向けた取り組みを加速しています。海外においては、保険会社や資産運用会社への出資やグループ化を進め、グローバル展開を拡大しています。国内においては、福利厚生代行の最大手「ベネフィット・ワン」をグループ化し保険会社とのシナジーを発揮することで、提供価値を拡大しています。
このような事業での変化と並行して、社員の挑戦を奨励する仕組み、「社内ベンチャー制度」や、挑戦する行動そのものを評価する「チャレンジアワード」等を展開することで、社員の意識や行動が変わってきていると感じます。企業理念とブランドは「目指す姿」をまず明確に提示し、そのための仕組みの変化、社員の行動変化をつくっていくことが大きな役割だと考えているので、ますますこの流れを加速したいと考えています。

問3. Challenge – 未来への課題:

今後の中長期スパンでの経営目標や、その達成に向けたブランディングの役割、活動予定等について、お考えをお聞かせください。

当社グループは2030年「グローバルトップティアの保険グループに伍する存在」となることを目指しています。ブランドについては、国内で競争力を増すこと、そしてさらにグローバルで「Daiichi Life」ブランドのプレゼンスを高めることを目指しています。社名変更では一般的に大きく認知は下がります。日本では「Daiichi Life」ブランド認知をスピーディーに確立すること、グループとして、これまでの「安心・信頼」イメージだけでなく「先進的」「グローバル」「エネルギッシュ」等のイメージを高め、パーセプションチェンジを実現することが大きなテーマです。
海外各国での認知はまだ高くないので、並行して海外での認知向上も図っていきます。これまで国ごとに事業を中心としたコミュニケーションを行ってきましたが、今年度は海外でも「Daiichi Life」としてのブランドプロモーションを展開予定です。具体的な施策においては、事業フェーズが国によって異なる点を踏まえることが重要ですが、ブランド統一を行ったからこその効果を発揮できるよう取り組んでいきます。